【ベラトール】パトリッキーが顔面流血で初防衛失敗!無敗の“ヌルマゴ従兄弟”ウスマンが完勝で新王者に
Bellator MMA
『BELLATOR 288』
2022年11月19日(土・日本時間)アメリカ・イリノイ州 シカゴ ウィントラスト・アリーナ
▼ライト級タイトルマッチ
●パトリッキー・ピットブル・フレイレ(ブラジル/王者)
判定0-3 ※45-50、44-50×2
〇ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア/挑戦者)
※ウスマンが第10代王座に就く。
パトリッキーは昨年11月の『Bellator 270』で、弟で前王者のパトリシオが返上したライト王座を巡る決定戦に出場。アイルランド強豪のピーター・クアリーをKOで下し、新王者に輝いた。今年7月同級1位のシドニー・アウトローと対戦する予定だったが、負傷欠場に。復帰戦を迎えることになった。
今年7月のパトリッキーの欠場の代打として、19年RIZINライト級トーナメント優勝のトフィック・ムサエフが出場。強烈なフックでKO勝ちを収めているだけに、この試合後のパトリッキーvsムサエフの再戦(19年にはムサエフが勝利)にも期待がかかる。
対するウスマンはかつてUFCライト級で絶対王者として君臨し、29戦全勝で引退したハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟にあたり、自身も現在まで15戦全勝。ハビブゆずりのテイクダウン能力に加え、多彩な蹴り技や伸びのあるストレートなど打撃も得意とする。
1R、パトリッキーは左フック。体格で優るウスマンは長い距離の前蹴り、ハイキック、サイドキックを散らす。パトリッキーは左右フックで飛び込むが、ウスマンは左ハイ、左ストレート。手数ではウスマンが優位に立つ。
2R、パトリッキーはパンチで前に出ていくが、ウスマンがタックルを仕掛けテイクダウンに成功。ハーフガードのパトリッキーに、ウスマンがコツコツパウンド、鉄槌、ヒジ打ちを見舞う。
パトリッキーは動きながらケージに背を付けようとするが、ウスマンは押さえつけて許さない。立ち上がろうとするパトリッキーにウスマンがパンチを何度もヒット、そのままリアネイキッドチョークを狙いつつ、マウントを取り豪快なヒジ打ちを何度もヒット。パトリッキーはゴングに救われる。
3R、ウスマンは右ハイキック、サイドキックを淡々と蹴り込む。残り1分、ウスマンは右ジャブを使いながら、パトリッキーを中に入らせない。ウスマンペースの中、試合が進む。
4R、ウスマンがワンツーをヒット。パトリッキーはワンツーから攻撃を出すが、ウスマンはバックステップで連打を許さない。ウスマンが完全に試合をコントロールする。
5R、パトリッキーが右フックで前に出て右ミドル、そしてワンツー。しかしパトリッキーのパンチからのスクランブルも、ウスマンがトップを取る。クローズドガードのパトリッキーに、ウスマンがコツコツパウンド、ヒジを見舞う。このヒジ打ちの影響か、パトリッキーは顔面から大出血。
ウスマンはパトリッキーを持ち上げて、たたきつけると再び上を取る。スクランブルから立ち上がったパトリッキーは最後の力を振り絞って、パンチで前に出るがウスマンを捉えることはできなかった。
ジャッジは3者とも序盤からパトリッキーを圧倒したウスマンを支持。ウスマンがベラトール王座を戴冠した。
▶︎次ページは【動画】ウスマンが怒涛のヒジ連打!パトリッキーがKO寸前に
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