【ONE】秋元皓貴が悔しい初防衛失敗、ペッタノンの老獪テクニックに苦しむ
ONE Championship
『ONE 163』
2022年11月19日 (土)シンガポール インドア・スタジアム
▼ONEバンタム級キックボクシング世界タイトルマッチ3分5R
●秋元皓貴(日本)
判定1-2
〇ペッタノン・ペットファーガス(タイ)
※ペッタノンが新王者に
秋元はJFKO第4回全日本優勝やWBCムエタイ日本フェザー級王者など、数々の実績を持つ天才ファイター。19年1月からONEに参戦し、今年3月にルンピニー戴冠経験も持つ王者カピタン・ペッティンディーに挑戦すると、空手仕込みのローキックを効かせ、完勝と言ってよい内容で王者となった。
対するペッタノンは357勝56敗1分のキャリアを持つベテランで、18年には中国最大規模の格闘技団体『武林風』にて-67kgの32人トーナメントで優勝。翌年の同トーナメントでも準優勝した強豪だ。ONEには20年9月に参戦するも、カピタンに衝撃の6秒KO負けを喫する。しかし昨年9月には秋元とも2度戦ったジャン・チェンロンに勝利し再起した。
1R、サウスポーで構えたペッタノンに秋元は右ミドル・右ローと入れる。ペッタノンは秋元のミドルをカットしてヒザを飛ばす。秋元は歩を進めてプレッシャーを掛け、右ミドルを続けていく。
2R、ペッタノンはヒザをボディと顔に打ち分ける。さらにサウスポーからの左ミドル。秋元は前に出て右ストレートを伸ばすが、ペッタノンはヒザをカウンターし、左ストレートでも狙う。しかし秋元が圧力を与えて終了。
3Rも秋元は前進してプレッシャーを与える。だがペッタノンも顔とボディへのヒザ、左ミドルを継続。秋元の圧を横に回ってかわし、前蹴りで突き放す。秋元が近づくとヒザ、距離ができるとペッタノンは前蹴りを入れる。
4R、ペッタノンはヒザと左ミドル。秋元は右ミドルと右パンチで切り込むが、ペッタノンは有効打に至らせない。秋元は前蹴り、右インローと組み立てを変える。だがペッタノンは左ミドルを変わらず当てる。
5R、秋元は距離を詰めてパンチに力を込めるが、ペッタノンはフットワークで距離を作り前蹴りと左ミドル。パンチから右ハイキックを飛ばす秋元だがとらえられない。ペッタノンはヒザで攻め、フットワークして秋元の攻撃を空転させる。
判定は1-1で割れた後、最後の1者はペッタノンを支持。新王者となった。
判定勝利に確信のあったペッタノンはスプリットの判定に「驚いた」と語ったが、スーパーボン、ノンオー、ロッタンといったメンバーと2ヵ月に渡り積んだ特訓で王者になれたと話し、ムエタイが一番だと戴冠に胸を張った。
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