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【ONE】両者計量失格によりWGPは優勝者不在に、スーパーレックがパンパヤックを僅差判定で下す

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2022/12/04(日)UP

スーパーレック(左)が勝利©️ONE

ONE Championship
『ONE 164』試合結果
2022年12月3日 (日本時間)フィリピン・マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ

▼キャッチウェイト (62.6kg) ムエタイ
○スーパーレック・キアトモー9(タイ)
判定2-1
●パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)

スーパーレックのロー©️ONE

 この一戦はフライ級ムエタイ世界グランプリの決勝戦としてマッチメイク。スーパーレックは準々決勝で日本の内藤大樹、準決勝でブラジルのボルダー・ゴンサルベスを破り決勝進出。パンパヤックは当初準決勝に出場予定だったロッタン・ジットムアンノンがハイドレーションチェックで義務づけられている尿サンプルを提出できなかったため、給与代打出場。キプロスのサバス・マイケルを破り決勝進出を決めた。

 しかし本大会において両選手とも計量をクリアできなかったため、キャッチウェイトによる3分3Rのワンマッチへと変更。フライ級ムエタイ世界グランプリの優勝者は不在となった。両者はタイでのムエタイ戦を含め過去に7度対戦。パンパヤックが4勝2敗1分と勝ち越している。

パンパヤックが肩へのミドルを放つ©️ONE

 1R、スーパーレックの右ミドルにサウスポーのパンパヤックが左ミドルを返す。両者近い距離でロー、ミドルを交換する。パンパヤックがプレッシャーをかけ前進。スーパーレックが下がりながらパンパヤックを引き込みヒジを振る。スーパーレックがワンツーで入るとパンパヤックがミドルで突き放し、下がるスーパーレックへパンチから左ミドルへと繋げる。ラウンド終盤には首相撲から両者ヒザを突き上げヒジを見せる。

 2R、パンパヤックが飛び込んでワンツー。下がるスーパーレックの右ミドルをパンパヤックがヒザでカットし前蹴りで突き放す。スーパーレックの右ローに合わせたパンパヤックの左ストレートがヒット。スーパーレックは右ロー、ミドルで攻勢。パンパヤックはワンツーから飛びヒザ蹴りを返す。

蹴りを放つスーパレック©️ONE

 3R、パンパヤックがパンチで距離を詰めるとスーパーレックがスウェーバックから右縦ヒジ。パンパヤックは左ミドルの距離からストレート。スーパーレックの右ミドルをキャッチしワンツーをヒットする。終盤にスーパーレックがローからパンチのコンビネーションをパンパヤックの顔面にヒット。首相撲でのもみ合いからブレイクで分けられた直後に試合終了のゴングが鳴った。

 判定は1者がパンパヤックを支持し、もう2者はスーパーレックを支持。ムエタイ強豪同士の一戦はスーパーレックが蹴りとヒジを活かし大接戦を制した。

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