【ボクシング】井上拓真がスピードパンチで鮮血TKO勝利、兄・尚弥に「いいバトン渡せた」
『PXB WORLD SPIRITS 世界バンタム級4団体王座統一戦 井上尚弥 vs ポール・バトラー』
12月13日(火)東京・有明アリーナ
▼第3試合 55.5キロ契約10回戦
〇井上拓真(大橋/元WBCバンタム級チャンピオン)
TKO 8R 2分48秒 ※流血によるドクターストップ
●ジェイク・ボルネア(フィリピン/元WBFインターコンチネンタルスーパーフライ級チャンピオン)
井上拓真は井上尚弥の実弟で、現在WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王座を保持。世界ランキングではWBA世界バンタム級2位、WBC世界同級3位と、王座挑戦が視野にはいる。今回を世界前哨戦と見据える。
対するボルネアは、無敗のIBFスーパーフライ級1位ジェイド・ボルネアの双子の兄弟で、戦績は14勝3敗1分。左右にスイッチするアグレッシブファイターだ。
井上はスピードあるジャブから多彩なコンビネーションを出しながら、プレッシャーをかける。左ボディから左アッパーがよく入る。
ボルネアは詰めて右のオーバーハンドを強振するが、井上はボルネアの打ち終わりをのがさずボディ、アッパー。
3Rにはボルネアがサウスポーにスイッチ。ボルネアはこの後も何度か構えを変える。
ボルネアが今度は左の大振りフックで前へ出る。さらに左右のボディも1、2Rは圧倒していた井上だったが、若干手数が減る。
しかし次第にサウスポーにも慣れてきた井上。スピードある多彩なコンビネーションを当て続けるが、とくに右ストレートが入る。何度か動きを止めるボルネア。
5R、井上の右フックでボルネアが左目の上をカット、流血する。
その後も井上のスピードは衰えない。ボルネアが詰めてボディからのフックで返そうとするが、これも素早いステップやボディワークでかわし、ほぼ無傷のままだ。ボルネアの流血が井上の身体を染める。
8R、井上が踏み込んで右ストレートを次々被弾させる。ボルネアはほぼ何も出来ず。
中盤でボルネアの傷のドクターチェック。再開するも、井上が連打でロープに詰める。
ラスト15秒、2度目のドクターチェックが入る。ボルネアの顔面は鮮血にまみれている。
ついにドクターによる試合続行不可能が告げられ、井上が8RでTKO勝利した。
井上はマイクで、メインを控える兄・尚弥に「TKOで良いバトン渡せたんで、控室行ってグータッチしたいと思う」と4団体統一を託す。
今後は「自分は適正階級バンタムなんで、兄が階級上げたら自分が世界王座を一つ一つ集めていけたらいい」と兄が手放した後の王座をコレクションすると意気込んだ。
▶︎次ページは【フォト】流血する相手に井上拓真がパンチを打ち込む!
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