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【RISE&SB】原口健飛が多彩な攻撃で完封勝利!元GLORY王者に何もさせず

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2022/12/25(日)UP

ヒザ蹴りを突き上げる原口

RISEクリエーション株式会社/シュートボクシング協会
『Cygames presents RISE WORLD SERIES / SHOOTBOXING-KINGS 2022』
2022年12月25日(日)東京・両国国技館
▼メインイベント(第17試合) RIVALS RISE × GLORY スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
○原口健飛(日本/Fascinate Fight Team/第6代RISEライト級王者/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kg トーナメント優勝)
判定3-0 ※30-28、30-27×2
●セルゲイ・アダムチャック(ウクライナ/GLORY世界フェザー級6位、第2代GLORY フェザー級王者)

原口に皇治から花束が贈呈された

 原口は押しも押されぬRISEの新エースの一角。2020年1月にライト級王座をKOで獲得すると、8月にはRIZINで大雅にKO勝ち。さらに10月のRISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメントで優勝し、昨年3月には白鳥大珠との”因縁の対決”を2度のダウンを奪う完勝で制した。昨年11月にはGLORY世界フェザー級王者の”世界最強”ペットパノムルン・キャットムーカオと対戦し、判定負けを喫した。

【フォト】原口の多彩な蹴り技(写真6枚)

 アダムチャックは幼い頃からキックボクシング、 ムエタイ、サンボなどの格闘技を経験。強烈なローキックを武器に、15年6月には1階級上のライト級でマラット・グレゴリアンに勝利。同11月には適正階級のフェザー級で当時の王者ガブリエル・ヴァルガに判定勝利して王座戴冠。その翌年に王座を失うも、18年の『GLORY 53』 フェザー級コンテンダートーナメントでは優勝を果たした。最近はオランダの名門・Mike’s Gymで練習を積んでいる。戦績は53戦40勝13敗 (15KO)。

原口のミドルキック

 この一戦は原口とGLORYフェザー級1位・ザカリア・ゾウガリーが対戦予定だったが、ゾウガリーがケガのため欠場。アダムチャックの代打出場となった。

 1R、アダムチャックがプレッシャーをかけるが、原口は左フックから右ローのコンビネーション、アダムチャックの入り際に右ストレートを合わせていく。原口は左ローをアダムチャックのカーフへヒット。スイッチし強い左ローをさらにカーフへ叩き込む。ラウンド終了直前には至近距離で原口が左フックをアダムチャックの横顔にヒットさせる。

攻めあぐねるアダムチャック(左)

 2R、アダムチャックの前進に合わせ原口が右ミドル。中間距離の原口は飛びヒザ蹴りから左フック、左のかけ蹴りと多彩な攻撃を見せる。下がるアダムチャックへ原口が圧力をかけ右アッパー、右三日月。アダムチャックのガードを縫うように左右ボディブローを突き刺していく。

 3R、距離を詰めるアダムチャックへ原口が左バックスピンキック。サウスポーへスイッチし右ジャブから左ロー。アダムチャックは強引に前に出てもつれるシーンが増える。ガードを固め手が出ないアダムチャックへ原口はワンツーからハイキック。終了のゴングと同時に原口が右ストレートをヒットさせた。

 判定は30-28、30-27、30-27の3-0。原口が元GLORY王者を完封し2022年の最後戦を勝利で締めくくった。

原口が勝利

 原口は勝利者インタビューに応え「自分よりも強い選手がいる中で、自分がメインでいいのかという気持もあったしプレッシャーもあった。こうして勝てたのでめちゃめちゃほっとしています」と心境を吐露。そして会場に姿を現した元K-1三階級王者・武尊、花束のプレゼンターを務めた皇治へ感謝の言葉を述べた。

 最後に「RISEにはいろいろな個性豊かなファイターがいます。僕は誰がではなく、RISEファイターみんなで盛り上げていきたい。RISEはライバルでもあるけどチームRISEだと思って、来年のRISEを、立ち技格闘技を盛り上げていきたいと思います」と来年の抱負を語る原口。その中で「エンタメもあっての格闘技だと思いますが、自分は強さ代表としてこれからもRISEを盛り上げていきます」と自らの役割を声高に宣言した。

▶︎次ページは【フォト】原口の多彩な蹴り技(写真6枚)

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