【UFC】マカチェフが大激戦の末に初防衛成功!ヴォルカノフスキーとの“王者対決”を制す
WME-IMG
『UFC 284』
2023年2月12日(日・日本時間)オーストラリア・パース /RACアリーナ
▼ライト級タイトルマッチ
〇イスラム・マカチェフ(ロシア)
判定3-0 ※49-46、48-47×2
●アレキサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)
※マカチェフが初防衛に成功
マカチェフは、かつて自身の持つベルトを巻いていた元UFCライト級世界王者ハビブ・ヌルマゴメドフの親友。今もヌルマゴメドフと共に汗を流しており、現在11連勝中だ。
高いテイクダウン能力とグラウンドワークで、23勝のうち15フィニッシュを誇る。昨年10月の王座決定戦で前王者のチャールズ・オリベイラに肩固めで一本勝ちし、新王者に輝いた。
対するヴォルカノフスキーはオーストラリア人初のUFC王者。19年12月のフェザー級タイトル戦で当時王者だったホロウェイを判定で下し王座を戴冠。その後4度目の防衛に成功。今回2階級制覇へ挑む。
フェザー級絶対王者のヴォルカノフスキーが体格差を乗り越え2階級制覇を成し遂げるか、ライト級王者マカチェフがそれを阻んで初防衛を果たすか。
1R、近距離で打ち合いでマカチェフの左フックが当たりボルカノフスキーがヒザを着く。すぐ立つがマカチェフは詰めて組み付くとバックへ回る。
引き倒すようにグラウンドへ持ち込むとマカチェフが脚をフックして完全にバックを奪取。チョークを狙うがヴォルカノフスキーは落ち着いて防ぐ。
2R、ヴォルカノフスキーが一気に飛び込んでパンチの連打。するとマカチェフがバランスを崩し転倒。しかしマカチェフはすぐタックルに行って尻餅を付かせるとまたもスタンドでバックに付く。うまく対処し左ストレートからカーフキックを当てるヴォルカノフスキー。しかしマカチェフも右を当てて下がらせる。
3R、ボディやローも混ぜて多彩な攻撃を出すヴォルカノフスキーに対し、マカチェフは組み付いてバックに付くがボルカノフスキーは向き直るとパンチの連打。
4R、タックルからすぐにバックにつきガッチリと4の字ロックを組むマカチェフ。ヴォルカノフスキーは体をずらして脱出を試みるがマカチェフはポジションキープ。
5R、変わらず手数を出し続けるヴォルカノフスキー。マカチェフはヴォルカノフスキーのフックをくぐってタックル。しかしヴォルカノフスキーもスイッチと呼ばれるレスリングの動きも駆使して切り返す。
マカチェフにも疲れが見える中、タックルに来たタイミングでヴォルカノフスキーの右がヒットし、マカチェフがヒザを着く。
この試合で初めてヴォルカノフスキーがトップを取る。クローズドガードで守りを固めるマカチェフにヴォルカノフスキーはパウンドでラッシュをかける中試合終了。
判定は3-0でマカチェフ。両者とも持てる技術を出し尽くした激戦は王者マカチェフの初防衛となった。
マカチェフ勝利マイクは「ハードな試合だった、強い相手だった。こんなタフファイトがしたかったんだ。これからもっと強くなる」と激戦を振り返った。
ヴォルカノフスキーの地元オーストラリアのファンからブーイングも飛ぶ中、王者は『今日は自分がナンバー1であることを証明した。ここは彼のホームだけど、好きか嫌いかは関係ない。俺が世界最強だ』とパウンドフォー・パウンド1位のヴォルカノフスキーへの勝利を誇ると最後は「フェイクな相手はいらない。本物と戦いたい。そしてシリアとトルコで今起こっている悲劇についても忘れないでほしい』と次戦の相手、そして自身の出身国ダゲスタンから近いシリアとトルコの大地震についてもメッセージを残した。
一方敗れたヴォルカノフスキーは 『みんなサポートをありがとう、まずはマカチェフに拍手を送ってほしい』と勝者へのリスペクトを示すと、『勝てたと思ったがマカチェフは強かった』コメント。
そして、セミでフェザー級暫定王者となったヤイール・ロドリゲスとの対戦について聞かれると、『それはやらないといけないと思う。まだまだ現役として戦っていくのでここではあまり言葉で語らないけど、自分の階級に戻ることになると思う』と統一戦への意気込みを語った。
▶︎次ページは【動画】残り30秒、最後まで戦い抜く二人に会場は大歓声!
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