【ボクシング】寺地拳四朗がKO勝利で涙の2冠防衛!オラスクアガとの壮絶打ち合いを制す
4月8日(土)東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシングイベント『Prime Video Presents Live Boxing 4』のメインイベント[WBC&WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ]で、WBA&WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(31=BMB)が、世界フライ級2位アンソニー・オラスクアガ(24=米国)に9R TKO勝利し、2つのベルトを防衛した。
【フォト】大ピンチとなった寺地の激闘、そしてTKO勝利の瞬間!
寺地は当初、WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレスとの三団体統一戦を予定していたが、ゴンサレスが肺炎で欠場に。急遽の代役としてオラスクアガの出場が決まった。
オラスクアガはプロ5勝(3KO)無敗。デビュー3戦目でWBAフェデラテン・フライ級王座を獲得し、前戦では2R TKO勝利している。前WBO世界フライ級王者・中谷潤人の盟友でもある。
序盤はオラスクアガの大きく踏み込んだジャブを入れると、寺地が鋭いジャブを合わせる展開。1Rにはオラスクアガが右ストレートから左ストレートをヒットさせるも、終盤に寺地が盛り返す。
3R、オラスクアガが序盤からいきなり詰め、大きな左右を振って攻める。しかし寺地は左ストレートでカウンター。
ラスト30秒、オラスクアガの大振りの右の打ち終わりに、寺地が右フックを合わせる!オラスクアガの顔面が横に跳ね飛ばされダウン。
ここから6Rまで寺地の攻勢が続く。オラスクアガの大振りの左フックや右ストレートには、寺地はタイミングを掴んだか、カウンターを入れる。寺地は右ボディも頻繁に当ててゆく。
7Rは、いきなり両者足を止めて打ち合い。寺地も被弾する。しかし中盤、寺地が右ボディを連打すると、オラスクアガが止まり、苦しそうだ。
しかし終盤はオラスクアガも接近して飛び上がるような左アッパーを何度もヒットさせる。
8R、ラスト30秒にオラスクアガのボディからの左がヒット!離れる寺地にさらにオラスクアガの左右フックもヒット。寺地が防戦気味になりゴング。
9R、序盤から足を止めての打ち合い、寺地のボディに、オラスクアガのフックと両者被弾する。しかし打ち勝ったのは寺地、右ボディからの右フックを入れると、オラスクアガが後退。寺地は逃さず、ロープに追い込み強烈な左右フックを入れる。
オラスクアガは単発で返すが、寺地はペースを上げ、次々と強烈なフックを被弾させる。ついにオラスクアガが崩れ、ロープの外にはみ出すようにダウンした。ダメージの大きさを見て、レフリーが試合を止めた。
壮絶な打ち合いを制した寺地はマイクで「(試合中に)心が折れかけた面があって、まだまだ未熟なんですが、チームの優しさに泣いたというか。本当に一人だったら厳しい戦いだった」と感極まったように涙ぐんだ。
相手のオラスクアガについては「びっくりするくらい落ちなくて、あのままのペース出来たのが予想外で。最後は気持ちだけで戦っていた」と死闘だったと言う。
KO前のラウンドには「ここで折れたら本当に負けると思い、本当にしんどい自分との戦いで、これでまた強くなれたという自信になった」と喜ぶ。
今後について「WBOとIBFの他にも、階級上げるという選択肢も頭に入れている」と語り、4団体統一の他、二階級制覇にも乗り出したいと意気込んだ。
『Prime Video Presents Live Boxing 4』
2023年4月8日(土)東京・有明アリーナ
▼第6試合 WBC&WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
○寺地拳四朗(BMB/王者)
TKO 9R58秒
●アンソニー・オラスクアガ(米国/挑戦者)
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