【ボクシング】重岡銀次朗がKO勝利で暫定世界王者に、1Rに”プロ初ダウン”も怒涛の逆転
亀田プロモーション
『3150FIGHT vol.5〜東京初進出!東京を殴りにいこうか!〜』
2023年4月16日(日)東京・国立代々木競技場 第二体育館
▼第7試合 IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦 12回戦
〇重岡銀次朗(ワタナベ)
KO 9R 2分55秒 ※左ボディ
●レネ・マーク・クアルト(フィリピン)
銀次朗は今年1月、ダニエル・バラダレスの持つIBF世界ミニマム級王座に挑んだが、3Rで王者がバッティングによるダメージで続行不可能となり、無効試合に。
タイトルマッチで再戦を目指していたが、バラダレスが左鼓膜負傷により長期間試合ができない状況となり、今回クアルトとの暫定王座決定戦を行うこととなった。戦績は8勝(6KO)1無効試合。
クアルトは前王者で、昨年7月にバラダレスに惜敗し陥落。12月の再起戦では2R KO勝利を収めている。戦績は21勝(12KO)3敗2分。
1R、サウスポーの銀次朗は右ジャブ。クアルトは周りながら、飛び込むような左右の大振りフック。ラスト1分、クアルトの左フックのタイミングで銀次朗が倒れるも、これはスリップ。
ラスト30、クアルトの左フックからの右がヒットし、銀次朗がダウンする。即座に立ち上がる銀次朗。
2R、2分過ぎ、クアルトが倒れるも、これは出会い頭のバッティング。クアルトは左目の上から流血する。
3R、スピードある打ち合いが続き、銀次朗がボディを入れてゆく。4Rが銀次朗がジャブを次々と入れ、ペースを握る。クアルトはパンチが出ない。5Rも次々と右を入れる銀次朗。
6R、動きの落ちたクアルトに、銀次朗が鋭い左ボディを入れると、クアルトの動きが止まる。銀次朗が左ボディを追撃すると、そのたびクアルトはくの字に。
さらに左ボディを入れると、クアルトが突如ヒザを折り、ダウンコール。しかしVTR確認を行うと、バッティングによるものとなり、スリップ扱いとなった。
7R、打ち合いの中で、銀次朗が左ボディ、一度顔面への左ストレートを入れ、再度左ボディをクリーンヒット!ついにクアルトがダウン。
8R、打ち合いに来るクアルトに、銀次朗がまたも左ボディ連打で動きを止める。
9Rも銀次朗がステップを踏みながら右の上下を打ち分け追い詰めてゆく。
ラスト1分、ガードを上げたクアルトに、銀次朗が左ボディ!クアルトは雄叫びを上げて立ち上がる。
ラスト15秒、銀次朗が顔面にフック連打の後、またも左ボディ!クアルトはダウンし、立ち上がるも足元がよろけ、レフェリーが試合を止めた。
銀次朗はマイクで「楽に倒してカッコいい姿見せるつもりだったんですけど、はじめてダウンして、貴重な試合でした」とプロ初のダウンを喫した激闘を振り返る。さらに「今日は(故郷の)熊本地震があった日でもあって、皆さんに笑顔を届けたかった」とコメントした。
優大との、兄弟揃っての暫定世界王座獲得は、まずは銀次朗が奪取した。
正規王者のバラダレスとは、90日から120日以内に銀次朗との統一戦が行われる予定だ。
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