【ONE】箕輪ひろば、ボカンの“レスリング地獄”に悔しい判定負け、再三のローブロー被弾も
ONE Championship
『ONE FIGHT NIGHT 9』
2023年4月22日(日本時間)タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼第7試合 ストロー級
〇ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
判定3-0
●箕輪ひろば(日本)
箕輪は元修斗ストロー級世界王者で高いグラップリング力を誇る。2020年11月にONE初参戦すると、リト・アディワン、アレックス・シウバと強豪勢を撃破。昨年1月の前戦では、現在の王者で元UFCのジャレッド・ブルックスに判定負けを喫した。
対するボカンは155cmと小柄ながら、驚異の身体能力を持つ危険なファイター。レスリングを武器にし、デビュー8戦全勝の快進撃で今年4月にブルックスと対戦したが初回一本負け。キャリア初黒星を喫した。
両者は昨年7月の『ONE159』で対戦予定だったが、ボカンの体重超過による計量失敗で試合がキャンセルに。今回が仕切り直しての一戦となる。
1R、すぐに前へ詰めてくるボカン。フックを振ってくるが箕輪も冷静にさばいてパンチを返す。ボカンはパンチから四つに組んでヒザを飛ばすが、これがローブローとなり試合中断。苦悶の表情でマットに転がる箕輪だが、何とか持ち直し試合再開。
ボカンがタックルでテイクダウン。箕輪は尻餅の状態で耐えるが、ボカンに背中をつかされてしまう。サイドポジションへ移行したボカンは抑え込んだまま箕輪の顔面へヒザを飛ばす。
2R、マスンヤネがスタンドバックから豪快にリフトしてテイクダウン。そのまま顔面へ鉄槌を落とすが、ここで試合中断。実はテイクダウンの直前にボカンが放ったヒザがまたもローブローとなっており、箕輪は痛みに顔をゆがめる。
再開後、箕輪のアッパー。ボディへのヒザがヒット。ボカンはフックを返すも当たるのは箕輪のパンチ。ボカンはタックルで尻餅をつかせるが箕輪はいったん立ち上がるとギロチンチョーク。かなり深く入っているように見えたが、ボカンは首を抱えられた状態で立ち上がると箕輪の腕のクラッチを両手で押し下げるようにして外す。
3R、すぐにワンツーを当てる箕輪だが、ボカンは箕輪がパンチに来たタイミングでタックルを合わせる。スタンドバックについてリフトを狙うボカンだが箕輪は耐える。するとまたもローブローがあったか箕輪が声を上げてうずくまるが試合は続行。
何とか持ち直した箕輪は正対してスタンドに戻すがボカンはまたすぐにテイクダウン。箕輪は下からアームロックを狙うがボカンは冷静に対処してロックを外すとハーフガードで抑え込みコツコツとパウンド。最後までトップをキープして試合を終えた。
判定は3-0でボカン。ローブローのアクシデントに苦しみながら戦い抜いた箕輪だが、ボカンのレスリング力が上回り、悔しい判定負けとなった。
▶︎次ページは【フォト】ボカンの豪快な投げが炸裂!箕輪のアッパーも
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