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【ONE】メン・ボーが激闘の末にカルドーゾに勝利、女王ジンナンとのタイトル戦を要求

2023/04/22（土）UP

メン・ボー（右）が激闘を制した©️ONE

ONE Championship
『ONE FIGHT NIGHT 9』
2023年4月22日（日本時間）タイ・バンコクルンピニー・スタジアム
▼第3試合　ストロー級
〇メン・ボー（中国）
判定3-0
●ダヤン・カルドーゾ（ブラジル）

カルドーゾも反撃に転じる©️ONE

　メン・ボーはテコンドーや散打のベースを持つストライカー。一発で相手を倒すパンチ力で恐れられており、過去、後のUFC王者のジャン・ウェイリーにも勝利した実績を誇る実力者。20勝（6敗）のうち14試合でフィニッシュ勝利、8つのKO、6つの一本があり打撃でも寝技でもフィニッシュできる力があり、昨年12月の前戦ではわずか24秒でヒジによる秒殺KO勝利を挙げている。

　対するカルドーゾは9勝1敗1分け、うち7試合でフィニッシュ勝利（5KO・2一本）とこちらも決定率の高いファイター。現在6連勝と絶好調で、昨年4月には三浦彩佳を相手に2ラウンドTKO勝利を収めている。

激闘を制したメン・ボー©️ONE

　1R、飛び込んで鋭いワンツーを当てていくのはメン・ボー、カルドーゾは組み付いて四つからテイクダウンを狙うが、メン・ボーは突き放す。メン・ボーの伸びのあるストレートが顔面を捉えるが、カルドーゾもフックを振り回して前へ出る。

　2R、カーフキックを蹴っていくカルドーゾ、3発、4発と当てるとメン・ボーの脚が流れ始める。メン・ボーはその蹴り足を掴んでテイクダウンするも、寝技になるどカルドーゾはすぐに上を取り返しサイドポジションを奪取。しっかりと抑え込むがメン・ボーもタックルで再度上を取る。

　3R、互いに前へ出て激しくパンチを振り合う中、カルドーゾが隙を突いてテイクダウン。すぐにバックへ回るとチョークを狙うが、メン・ボーは体をずらして脱出し立ち上がる。スタンドとなると今度はメン・ボーがタックル。カルドーゾは切ってバックに回るがメン・ボーは回転して正対する。最後は互いに疲労でふらつきながもヒジ、パンチを思い切り振り合うなかでゴング。

　判定は3-0でメン・ボー。フルラウンドの激闘を制したメン・ボーは勝利マイクで、女子ストロー級王者ション・ジンナンとのタイトル戦を要求した。

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