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【ONE】スタンプが悶絶のミドルキックKO！寝技師アンダーソンを撃破

2023/05/06（土）UP

初の米国戦でKO勝利を飾ったスタンプ（左）©️ONE

ONE Championship
『ONE FIGHT NIGHT 10』
2023年5月6日（土・日本時間）米国コロラド州・ファースト・バンク・センター
▼アトム級総合格闘技
〇スタンプ・フェアテックス（タイ）
KO　2R2分27秒　※右ミドルキック
●アリース・アンダーソン（米国）

強烈な右ミドルを当てるスタンプ©️ONE

　スタンプはONEのスター選手。ONEでキックとムエタイ2冠を達成した後、MMAに電撃転向。MMA女子アトム級のWGPで優勝し、昨年3月に同級王者のアンジェラ・リーの王座に挑戦し一本負けを喫したが、同年10月にはジヒン・ラズワンに勝利。今年1月にはキックボクシングでアンナ・ジャルーンサックを下すなど、競技をまたぐ活躍を続けている。

　対するアンダーソンは6勝2敗。北米の団体Invicta FCで戦い21年9月にONE参戦。初戦では平田樹に判定負けを喫したが、続く22年5月の2戦目ではアシャ・ロカを相手に三角絞めで一本勝利を挙げた。

勝利に喜ぶスタンプ©️ONE

　1R、細かいフェイントをかけていくアンダーソンに対し、スタンプはどっしりと構えてカウンターを返していく。組みになると首投げでアンダーソンが上になるがスタンプは転がるようにして上を取り返しサイドポジションにつく。離れてスタンドに戻したスタンプにアンダーソンは前へ出てパンチに来るが、スタンプはそこへヒジのカウンター。“気をつけろ”とばかりに自らのヒジをポンポンと叩きニヤリと笑う余裕も見せる。

　2R、パンチに来たアンダーソンのバックに回り、おぶさるようなポジションについたスタンプ。アンダーソンがスタンプの両手を抱えて防御すると、展開がなくスタンプはバックを解除してスタンドに戻す。
　アンダーソンは組みに来るが、スタンプはヒザで突き放すと右のミドルキック！　

　これが完璧に入りアンダーソンが腹部をおさえて苦悶の表情でうずくまるとスタンプはパウンド。すぐにレフリーがストップし、スタンプが鮮烈なKO勝利を収めた。

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