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【UFC】元二階級制覇セフード、3年ぶり復帰戦は“判定2-1”で王座届かず、僅差勝利のスターリングがV3達成!

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2023/05/07(日)UP

一進一退の激闘を見せたセフード(左)とスターリング(右)©️UFC

WME-IMG
『UFC 288』
2023年5月7日(日本時間)米国ニュージャージー州ニューアーク
▼UFCバンタム級タイトルマッチ
〇アルジャメイン・スターリング(米国/王者)
判定2-1 ※48-47×2、47-48
●ヘンリー・セフード(米国/挑戦者)
※スターリングが3度目の防衛に成功

 王者スターリングはレスリングをベースとし、レスリング力に加えて長い手足から繰り出す打撃と柔術黒帯を巻く寝技を併せ持つ。21年3月にピョートル・ヤンから反則勝ちでフライ級王座を奪取するも翌22年のリマッチではキッチリと勝利し王座を防衛。同年10月にはTJ・ディラショーをパウンドでTKOに破り2度目の防衛に成功している。

 対するセフードは2008年北京五輪の男子レスリング・フリースタイルの55kg級金メダリスト。14年にUFCに参戦し、18年には当時11度の防衛中だった絶対王者・デメトリアス・ジョンソンに勝利しフライ級王座を獲得。19年にはバンタム級王座も獲得し2階級を制覇した。その後20年5月開催『UFC249』のバンタム級タイトル戦でドミニク・クルーズをTKOで下し防衛に成功した後、引退を宣言していたが今回3年ぶりに復帰戦を行う。

 1R、すぐに詰めてプレッシャーをかけていくスターリング。ハイキックや飛びヒザも見せるが、スターリングがヒザに来たところで、セフードが組み付きすぐにテイクダウン。しかしスターリングは立ち上がると、四つから逆にセフードをテイクダウン。立とうとするセフードのバックを奪う。

 2R、前に出てくるスターリングにセフードもパンチを返す。高い構えからパンチ、ロー、タックルと攻撃を散らしてくるスターリングに、セフードはしっかり攻撃を見ながらローや左フックを返し、後半は逆に前へ出ていく。

 3R、セフードが飛びヒザから組み付いて、がぶりの体勢となるが、離れてスターリングを立たせる。スターリングは組みに行くと、四つから外掛けでセフードに尻餅を着かせる。セフードは立つが、スターリングはしつこく組み続け、距離が離れてもすぐにタックルに行く。しかしラウンド終了間際、セフードが逆に四つからテイクダウンする。

 4R、スターリングのカーフキックでセフードの脚が流れる。スターリングは距離を取ってカーフやハイなど蹴り中心に攻め、セフードを近づかせない。セフードは詰めて組み付くと引き倒すようにしてがぶりへ。しかしスターリングは切り返し、逆にタックルで尻餅を付かせる。

 5R、オクタゴン中央を取るセフードの周りを、左右にステップしつつ回るスターリング。セフードは詰めてシングルレッグへ行くと、離れ際に右フックをヒットさせる。それでも動き続けるスターリングを相手に、セフードは終盤テイクダウンに成功するが、すぐにスターリングが立ち上がり、そのまま試合終了。

 判定はスターリングとセフードに1票ずつ入り、最後のジャッジ一人はスターリングを支持。全員が1ポイント差という僅差の戦いを制して、スターリングが元二階級王者を退け3度目の防衛を果たした。

▶︎次ページは【フォト】セフードとスターリングの激闘シーン!

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