【キックW杯】チャド・コリンズがヒジ出血でピンチも勝利、怒涛のパンチ連打で延長戦を圧倒
国際親善大会 KICKBOXING WORLD CUP 実行委員会
『第一回国際親善大会 KICKBOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO』
2023年5月14日(日)東京・大田区総合体育館
▼第6試合 WORLD CUP 国際戦ムエタイ 64.5kg契約3分3R(延長1R)
〇チャド・コリンズ(オーストラリア/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
延長判定2-0 ※10-9×2、10-10
●ラーチャシン・ペッティンディーアカデミー(タイ/IBFムエタイ世界ウェルター級王者)
コリンズは、オーストラリア人ながらタイに在住するムエタイ戦士。タイ国内でも高い評価を受ける一流ファイター。セクサン、パコーン、サックモンコンといったトップファイターを撃破した実績を持つ。来日経験も多く、海人、不可思、中野椋太、直樹、笠原弘希らに勝利を重ねている。
対するラーチャシンは現役IBFムエタイ世界ウェルター級王者。蹴りと肘打ちを得意とし、先月9日のラジャダムナンワールドシリーズでも勝利している実力者だ。2人はタイで知り合い親友だと言う。
1R、コリンズがダイナミックな左ミドルからよく伸びる右ストレート。ラーチャシンが右前蹴り、右ミドルを出すも、コリンズは即座に右フックを合わせる。コリンズのペースか。
2R、コリンズがさらにギアを上げ、左ミドル3連打から右ストレートを入れる。さらには右ローの3連打から左フックも入れる。ラーチャシンはミドルの単発で押され気味だ。
ラスト1分、コリンズが上下のパンチラッシュから得意のアッパーまで。ラーチャシンの顔が跳ね上がる。
しかし、ここでコリンズの左こめかみから血が流れ、ドクターチェック。ラッシュ時にヒジを合わせられたか。コリンズの傷はかなり深そうだが、出血は無い。
3R、コリンズは左こめかみを庇うように左手でガードし、距離をあけつつ、蹴りと右ストレートのみで攻める。ラーチャシンは単発のミドルが多く、ほぼ防戦だ。
判定は3者ともに29-29でドロー。
延長R、コリンズが右を入れるも、ラーチャシンは即座に傷口に右ヒジを放つ。コリンズの傷口が出血する。ドクターチェックの後、コリンズが前に出て右を入れるが、ラーチャシンは動じない。
ラスト1分、コリンズの出血に、またもレフリーが止め、ドクターチェック。再開後、コリンズが詰めては嵐のようなパンチ連打、さらには縦ヒジを放ち、ゴング。
判定は2-0でチャドコリンズが勝利。深い傷からの出血も、果敢に攻めまくったコリンズが親友対決を制した。
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