【ONE】無敗マリキン、ブラーを豪腕パウンドKO!ヘビー級統一王座獲得で2階級制覇
ONE Championship
『ONE Friday Fights 22』
2023年6月23日 (金・日本時間) タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼ヘビー級MMA 世界統一王座決定戦
●アルジャン・ブラー(インド/正規王者)
TKO 3R2分42秒 ※パウンド連打
〇アナトリー・マリキン(ロシア/暫定王者)
※マリキンが統一王者に、ブラーは初防衛に失敗
ブラーは、インド系カナダ人初の五輪代表選手。10年のコモンウェルスゲームズで、レスリング・フリースタイルの120kg級で金メダルを獲得。12年のロンドン五輪にも参加した。14年からMMAに転向しUFCでも3勝1敗の活躍。ONEでは昨年5月に当時のヘビー級王者ブランドン・ベラをTKOで下し王座を戴冠、インド人初のMMA世界王者となった。
対するマリキンはMMA12戦全勝でうち11試合をフィニッシュ(8KO・3一本)しており、昨年2月のヘビー級暫定王座決定戦にて、キリル・グリシェンコを右オーバーハンド一撃でKO。続く昨年12月にはライトヘビー級王座に挑戦。王者ライニアー・デ・リダーを初回KOで下し、ONE2本のベルトを手にした。
両者は昨年9月、今年3月と対戦予定だったが、いずれもキャンセルとなり、約9か月越しでの実現となった。
1R、プレッシャーをかけていくのはマリキン。右のオーバーハンド、ボディストレートと上下に散らすとタックルも見せる。ブラーはガードを高く上げて慎重にマリキンの攻撃をディフェンスし、あまり手数を出さない。
マリキンはブラーをコーナーへ追い詰めパンチを放っていくが、ブラーは隙を見て体勢を入れ替えてテイクダウンを狙う。ラウンド終盤、マリキンは完全に脚を止め、“来い”とジェスチャーしブラーを誘う。
2R、中央を取るマリキンに、ブラーは脚を使って外を回る。マリキンが強烈なアッパーやボディを当てるがブラーは動じない。ブラーは時折ジャブを返すもののほとんどの時間をディフェンスに費やす。終盤はマリキンがコーナーに追い詰めて左フック、右ボディなど連打を浴びせる。
3R、パンチに加えて蹴りも混ぜるマリキンは早々にブラーをコーナーへ詰めパンチの連打で追い込む。頭を振ってディフェンスするブラーだが何発かパンチが入る。マリキンは組みに来たブラーをがぶりから引き倒しグラウンドへ。
しかし、ここでブラーの体がロープからリング外へ出て中断。中央で再開となるもブラーはまたもリング外へ。イエローカードが出される。再開するとマリキンはすぐにサイドバックへ付き、うつぶせの状態のブラーへパウンドを連打。体を伸ばされたブラーはもはや何もできずレフリーが割って入った。
これで13戦全勝、7連続KO勝利となったマリキン。ヘビー級正規王座を戴冠し、圧倒的な強さで2階級制覇を果たした。
▶︎次ページは【動画】マリキンの豪快KO劇!怒涛パンチ連打でブラーをパウンド葬
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