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【ボクシング】森武蔵がアジア2階級制覇、”因縁の相手”渡邉卓也からダウン奪い死闘に決着

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2023/06/24(土)UP

森が渡邉との再戦を制し、アジア2冠目を奪取

志成ボクシングジム/トラロックエンターテインメント
『Life Time Boxing 15』
2023年6月24日(土)東京・大田区総合体育館 

▼OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級 王座決定戦
〇森 武蔵(志成/OPBFスーパーフェザー級3位)
判定3-0 ※三者とも117-110
●渡邉卓也(DANGAN AOKI/OPBFスーパーフェザー級6位)

【連続写真】ラストラウンド、森が渾身の左でダウン奪取の瞬間

 両者は今年3月に東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦として戦い、ドロー。試合は8Rまでは渡邉がリードしていたが、11、12Rに森に追いつかれた。

 森は元WBOアジアパシフィックフェザー級王者の21歳、相手の渡邉は今回が53戦目というベテランの34歳だ。

 サウスポーの森に対し、オーソドックスの渡邉が1Rから距離を詰め接近戦に臨む。渡邉の左フックが入る。

 しかし2、3、4Rは、森が前へ出て左ストレート、左の上下のヒットが目立つ。
渡邉の右額がパンチで流血する。森がインステップしてのワンツーを入れた。
 4Rにはさらに渡邉のショートアッパーが森のアゴを捉えるも、Rラストは森の猛攻。

 4Rまでのスコアは、3者ともに39-37で森に。

森得意のノーモーションの左がよく入った

 5R、6Rは、渡邉が詰めるも、森は一歩下がって強烈な左ストレートを入れてゆく。6R後半には、被弾する渡邉の動きが止まる場面も。

 しかし7R、渡邉が詰めて、ボディストレート、アッパーとペースを取る。後半は森の足が止まり、渡邉のアッパー、フックを食らい続けてしまう。

 8R、渡邉の接近しての猛攻が続く。右フックから強烈な左アッパーが森のアゴを跳ね上げる!森はガード一辺倒で手が出ない。その後も渡邉の猛打に森の頭が何度も揺れる。

 8Rまでの採点は77-75で森が優勢。

 9R、森がエンジンをかけなおし、飛び込むようなワンツーを入れる。10Rには森のステップが復活し、ノーモーションの左を放ってゆく。11Rになると、渡邉は手数が減り、接近戦でも連打が出ない。

 そしてラストラウンド、森が左右のボディから左のストレート!渡邉が後ろに倒れ、痛恨のダウン。
 立ち上がってフックを振るう渡邉だが、森の左を何度も食らい、クリンチ。
 ラスト1分は、森が自ら接近戦でまとめに行く。渡邉のフックを食らうも、ボディを叩き込み続けた。

 判定は3者ともに117-110で森が完勝。森が新王者となり、WBOアジアパシフィックと共に、アジア2階級制覇を達成した。

 森はマイクで「長い道のりでしたけど、世界への第一歩である東洋取ることが出来てよかったです」と笑顔。
 また「まだまだ世界への通過点なんで、経験値に変えて世界チャンピオン目指して頑張ります」と世界奪取に向け意気込んだ。

☆この大会はABEMA PPVにて独占生中継

▶次ページは【連続写真】ラストラウンド、森が渾身の左でダウン奪取の瞬間

※全試合結果はこちら

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