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【UFC】デュ・プレシが元暫定王者ウィテカーをKOし8連勝　王者アデサニヤに宣戦布告

2023/07/09（日）UP

デュ・プレシ（左）がウィテカーをKOで下した©️UFC

WME-IMG
『UFC 290』
2023年7月9日（日・日本時間）米国ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ
▼ミドル級
●ロバート・ウィテカー（ニュージーランド）
TKO　2R2分23秒　※パンチ連打
〇ドリカス・デュ・プレシ（南アフリカ）

デュ・プレシが蹴りを放つ©️UFC

　デュ・プレシは少年期は柔道・レスリングを学び、その後キックボクシングを始め、プロとして活躍するもMMAへ転向。これまで19勝2敗で、18試合がフィニッシュ勝利。うちKOが8、一本が10と打撃・寝技のどちらでも試合を決める力を持ち、現在7連勝中、UFC5戦全勝と絶好調。

　対するウィテカーは剛柔流空手をベースにするストライカー。17年7月のミドル級暫定王座決定戦でヨエル・ロメロに勝利し、オーストラリア人初のUFC世界王者に。19年にアデサニヤと同級王座統一戦を争い、KO負けで王座陥落。22年にアデサニヤの王座に再挑戦して敗北も、前戦ではマーヴィン・ヴェットーリを相手に復活勝利を挙げている。

　1R、ガードを下げ前後に大きくスタンスを取る伝統派空手の構えのウィテカー。デュ・プレシはスイッチを繰り返しつつパンチを振っていくが、ウィテカーは飛び込むような出入りの速いパンチを当てていくと、同じモーションからタックルでテイクダウンも奪う。立ってパンチを振るデュ・プレシは組み付いて投げからダースチョークを狙い、外れるとパウンドを落とす。ウィテカーは頭部から出血が見られる。

　2R、飛び込んでパンチを放つウィテカーだが、デュ・プレシはガードして打ち終わりにフックを返す。するとウィテカーがパンチに来るタイミングでデュ・プレシの右がカウンターでヒット。ウィテカーの腰がガクンと落ちるとデュ・プレシはすかさず追撃。下がるウィテカーを追って、ボディも混ぜて左右の連打を浴びせると、ウィテカーが崩れ落ちレフリーストップ。

　デュ・プレシが元暫定王者をTKOで破り8連勝を挙げた。試合後のマイクで「次はアデサニヤだ」と言うと、王者アデサニヤがリングイン。「イージーマネー、イージーファイトだ」と挑発し防衛戦への意欲を示した。

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