【ONE】柔術世界王者ブシェシャがMMA初黒星、“セネガル相撲の英雄”ケインとの肉弾戦に散る
ONE Championship
『ONE Fight Night 13』
2023年8月5日 (土・日本時間)タイ ルンピニー・スタジアム
▼ヘビー級 MMA
●マーカス・アルメイダ(ブラジル)
判定 0-3
〇オマール・ケイン(セネガル)
アルメイダは“ブシェシャ”の愛称で呼ばれ、ブラジリアン柔術世界大会では100㎏超級と無差別級の2階級制覇を6度達成。21年9月のONEデビュー戦で鮮烈の一本勝ち。昨年8月の前戦でキリル・グリシェンコからヒールフックで一本勝ちを収めるなど、現在4戦全勝中。そのどれも1Rフィニッシュだ。
対するケインは“セネガル相撲の英雄”の愛称を持つ、身長193cm、体重120kgの巨漢ファイター。セネガル相撲で培った驚異的な身体能力を武器に19年12月のMMAデビュー。3連続KO勝利を飾ったが、昨年4月の前戦で初黒星を喫した。その後、2連勝と再び勢いに乗っている。
1R、ケインは右ミドルで先制。アルメイダがタックルに行くが、ケインが潰して上に。サイドを狙いつつ立ち上がったケインはパンチで襲い掛かる。アルメイダはタックルを仕掛けてテイクダウンを迫る。切ったアルメイダは上からのパウンドで攻めると、アルメイダが横三角締め、足関節を仕掛ける。何とか逃れるケインにアルメイダがタックルを仕掛ける。ところが、ケインがアルメイダを交わしてパウンド連打で攻めて、ラウンド終了。
2R、いきなり組むアルメイダだが、ロープを掴んだとしてブレイク。ケインが右フックを一発当てたが、アルメイダがタックルからテイクダウンに成功。パウンドで削りながら様子を伺い、マウントへ。何と返し切ったケイン、そこにアルメイダが腕十字を合わせる。それでもケインは逃れる。組みにいくアルメイダは鼻血を出し、組みに行くがケインが上になる。お互いスタミナ切れからか、手数が極端に減る。
3R、スタンドで見合うもお互いに手数が出ない。アルメイダがシングルレッグから、バックへ回り、チョーク狙い。しかし、ケインがこれを外して立ち上がる。それでもアルメイダがシングルレッグ、そのままケインを引き込む。上になったケインは随所でパウンドを打つが、お互いにスタミナ切れが目立つ。アルメイダがロープ際まで移動するが、ケインがバックを取ってパウンド。スタンドへ戻り、お互いにパンチを振り回しての打ち合い。アルメイダがタックルを仕掛けて、テイクダウンに成功も、ケインに対して着衣を掴んだとしてイエローカード(20%の減点)が提示された。アルメイダは最後までタックルを仕掛けたが、テイクダウンできず。そのままゴングを迎えた。
ジャッジは減点があったものの明確にダメージを与えたケインを支持。驚異のフィジカル力で怒涛の攻めを見せたケインが判定勝ちを収めた。
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