【ONE】アラゾフがグレゴリアンに激勝で初V!“世界頂上決戦”を制す
ONE Championship
『ONE Fight Night 13』
2023年8月5日 (土・日本時間)タイ ルンピニー・スタジアム
▼フェザー級 キックボクシング 世界タイトルマッチ
〇チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ/王者)
判定 3-0
●マラット・グレゴリアン(アルメニア/挑戦者)
※アラゾフが初防衛に成功
アラゾフは17年6月に新生K-1の第2代-70kg王座決定トーナメントを制覇。ONEでは21年10月に開幕したフェザー級キックボクシング世界グランプリの1回戦でサミー・サナ、準決勝でナタウットにいずれもKO勝利、決勝戦でシッティチャイに判定勝利し優勝した。今年1月には、12連勝で無敵の強さを誇っていたスーパーボンに何もさせず、圧巻のKO勝利。WGP制覇と共に新王者のベルトも手にした。今回が初防衛戦となる。
対するグレゴリアンは-70kgの世界トップの強豪。15年の初代K-1 WORLD GP -70kg制覇、17〜18年のKunlun Fightの世界トーナメント優勝、19年にGLORYライト級王座と数々のタイトルを獲得した。20年にONE参戦。21年10月にアンディ・サワーをTKOで下し、昨年3月にフェザー級キックボクシング王者スーパーボンのタイトルに挑戦するも判定負け。それでも10月、タイフン・オズカンに判定勝利で再起を果たしている。
両者は過去2度対戦しており、13年4月の初戦はグレゴリアンの反則のヒジ打ちでアラゾフが流血ノーコンテスト。その8ヶ月後の再戦でグレゴリアンが判定勝利した。
1R、アラゾフがスイッチで構える。グレゴリアンはガードを固めて、前に出て右ロー。アラゾフは前蹴りでけん制し、サイドへ回ってボディフックを回転させる。グレゴリアンはどんどん前に出る。アラゾフは左のヒザ蹴りのカウンターで対抗する。
2R、サウスポーのアラゾフにグレゴリアンが強引に圧をかけて、左右フック。アラゾフはロー、ミドルを散らす。グレゴリアンがボディフックを交えたパンチのコンビネーション。アラゾフはテンカオでグレゴリアンを止めにかかる。
3R、圧をかけるグレゴリアンが右ローを強打。アラゾフは左ヒザ蹴りで迎撃する。アラゾフの蹴りを受けたグレゴリアンがパンチをまとめる。近距離ではアッパーを繰り出すアラゾフ、それでもグレゴリアンは下がらずに圧をかけ続けて、ボディ打ち。
4R、グレゴリアンがパンチを回転させて前に出る。アラゾフは前蹴りでけん制する。一気に距離が近くなり、グレゴリアンがボディ打ち、アラゾフはヒザ蹴りをボディへ。グレゴリアンのパンチを交わしたアラゾフは左ミドル、ローの手数を出す。
5R、グレゴリアンがパンチ連打、ボディ打ちで勝負に出る。アラゾフはグレゴリアンのパンチを避けつつ、右フックを放つ。グレゴリアンは距離を詰めたいが、アラゾフは前蹴りやヒザ蹴りを使いながら、クリーンヒットさせない。すると、グレゴリアンが左ボディをクリーンヒット、やや下がるアラゾフに対してパンチラッシュを仕掛ける。アラゾフも気合で左右のミドルを返して、終了のゴングが鳴った。
ジャッジは序盤から手数を出し続けたアラゾフを支持。アラゾフが自身のキャリア初のグレゴリアンに勝利を収め、初防衛に成功した。また、実況によれば、現K-1ウェルター級王者・野杁正明、現K-1スーパー・ウェルター級王者・和島大海が来場していたという。今後のアラゾフの戦いに注目が集まる。
▶︎次ページは【フォト】これが地上最強決定戦!アラゾフとグレゴリアンの大激闘シーン!
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