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【UFC】アデサンヤ、KO寸前に追い込まれ王座陥落、ストリックランドが新王者に!

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2023/09/10(日)UP

アデサンヤ(右)に強烈なパンチを叩き込むストリックランド(左)©️UFC

WME-IMG
『UFC293』
2023910日(日)豪州シドニー
▼ミドル級タイトルマッチ
●イズラエル・アデサンヤ(ナイジェリア/王者)
判定0-3 ※三者共に46-49
〇ショーン・ストリックランド(米国/挑戦者)
※ストリックランドが新王者に、アデサニヤは初防衛に失敗

バックからパンチを当てるストリックランド©️UFC

 アデサンヤはキックでも70戦以上を経験し、長い手足から繰り出す鋭い打撃を武器に2019年にUFCミドル級王者となると5回の防衛に成功と絶対政権を築いた。昨年11月にアレックス・ペレイラに逆転KO負けで王座を失うも、今年4月のダイレクトリマッチでペレイラにKOリベンジ。今回は王座を取り戻して以来の初防衛戦となる。

 一方のストリックランドは元KOTC世界ミドル級王者。強い圧力とジャブ、至近距離での打ち合いを得意とする実力者で、歯に衣着せずトラッシュトークでも人気を博す。今年7月の前戦でアブス・マゴメドフをKOで下し2連勝。今回は自身初のUFCタイトル挑戦となる。

ストリックランドが新王者に

 1R、プレッシャーをかけていくストリックランドに、アデサンヤは遠目の間合いでローやハイキックを飛ばす。終盤、ケージ際でストリックランドがワンツー! これでアデサンヤがダウンする。一気呵成にパウンドを連打するストリックランド。立ったアデサンヤのバックに付いて何発もパンチを当てる。しかしアデサンヤは何とか持ち直しラウンドを終える。

 2R、ジャブを突いて距離を取るアデサンヤ。ワンツーなどパンチのコンビネーションも見せるが、ストリックランドは変わらずじりじりと詰めてワンツーを狙う。強い右ストレートを打つアデサンヤだがそこへストリックランドも右を返す。

 3R、遠間からジャブとローを出すアデサンヤだが、ストリックランドはしっかりとディフェンスしつつ淡々と詰めて行く。右ストレート、ブラジリアンキックなど鋭い攻撃はアデサンヤ。ストリックランドはケージ際で左右のフックを振るが手数が出ない。

 4R、アデサンヤは速いジャブ、ストレート。距離感を掴んできたか、強い攻撃が増えてきたアデサンヤに対し、ストリックランドは近距離から強いパンチを振るが、ガードされる。ラウンド後半になると次第に打ち合いにも応じるようになってきたアデサンヤはステップを上手く使い距離を詰めさせない。

 5R、ストリックランドの右に左のクロスを返すアデサンヤ。詰めて来るストリックランドのパンチをかわしてステップでサイドへと抜ける。ほぼまっすぐのパンチのストリックランドに対し、アデサンヤはパンチのコンビネーションに蹴りなど様々な攻撃を混ぜるが、常に前へ出るのはストリックランド。終盤は気合の声を発してパンチを放つストリックランドにアデサンヤは下がらされる。

 試合は判定となり、3-0でストリックランド。トリッキーな王者を持ち前のプレッシャーと強打で攻略し、ミドル級のベルトを手にした。

 試合後マイクを持ったストリックランドは「夢を見てるのか? 誰か殴ってくれないか」と話すと「イジー(アデサンヤ)はスゴイやつでハイレベルなKOをしてきたが、オーストラリアのファンが力をくれた」と試合前に舌戦を繰り広げた元王者に対しリスペクトを示した。

 そして「毎日ハードに頑張って来た。だから人生で初めて言葉を失っている。みんな愛してる。俺みたいな人生でもここまで来られたんだ」と新王者となった喜びを語った。

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