【UFC】ボルコフ、トゥイバサに快心の一本勝ち、“レア系”チョークでタップを奪う
WME-IMG
『UFC293』
2023年9月10日(日)豪州シドニー
▼ヘビー級
●タイ・トゥイバサ(オーストラリア)
一本 2R4分37秒 ※エゼキエルチョーク
〇アレクサンドル・ボルコフ(ロシア)
トゥイバサは14勝のうち13KOを量産するKOアーティスト。豪腕パンチで常に激闘の戦い方が魅力だが、直近の2試合はそれが仇になり、昨年9月にはシリル・ガーヌ、同12月にはセルゲイ・パブロビッチに連続KO負けを喫している。
対するヴォルコフはUFCのインタビューによると極真空手黒帯で、アマ時代はモスクワの芦原空手大会で優勝するなど活躍。プロ入り後はM-1 Globalとベラトールのヘビー級王座を獲得した空手ベースの豪腕ストライカーだ。21年のアリスター・オーフレイム戦では、強烈なフックでアリスターの鼻骨を骨折させた。現在2戦連続KOと波に乗っている。
1R、2m以上のリーチを持つボルコフはジャブ、ローと長い攻撃。190㎝とリーチで下回るトゥイバサはボディを打ちつつ、中へ飛び込んでフックを振る。トゥイバサは右ロー、ボルコフはそこにカウンターで右ストレートを放つ。終盤、ボルコフがショートの右でダウンを奪う。立つトゥイバサだがボルコフはケージに詰めて連打を浴びせる。
2R、トゥイバサはパンチを被弾しつつも強引に飛び込んで左右のフックを振るが、なかなか懐へ入れない。ボルコフはトゥイバサの蹴り足を掴んでテイクダウンすると、すぐにマウントへ移行し、パウンドを落とす。逃げようとするトゥイバサだがボルコフのポジションキープは堅く、何発もパウンドが入る。
そしてボルコフは胸を合わせると、柔道の袖車のように前腕を喉に押し付けるエゼキエルチョーク。耐えるトゥイバサだが最後にはタップアウト!
豪腕ファイター同士の対決は、ボルコフが打撃でも優位に立ち、最後は珍しいサブミッションでフィニッシュ勝利を収めた。
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