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【K-1】ブラジル王者マチャドが4強入り、東欧KOK王者との延長激戦を制す

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2023/09/10(日)UP

マチャド(右)とトゥリンスキーのパンチが交差する

(株)M-1スポーツメディア
『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』
2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ
▼第7試合 K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
●ミハル・トゥリンスキー(ポーランド/KOKヘビー級王者)
延長判定 0-3 ※三者とも9-10
〇アリエル・マチャド(ブラジル/WGP Kickboxingライト・ヘビー級王者)
※本戦判定は29-30、30-30×2

キックを蹴り込むマチャド

 マチャドはブラジルのキックボクシング団体WGP Kickboxingライト・ヘビー級王者。64戦52勝(36KO)12敗と勝率KO率ともに高い。過去にはGLORYに定期参戦し、現GLORYライトヘビー級王者アーテム・バキトフともベルトを争ったことがある。

 対するトゥリンスキーは、リトアニアのキックボクシング団体KOKのヘビー級王者。戦績は57戦42勝(12KO)15敗。蹴りとパンチの平均値が高く、トータル的に何でもできる器用なファイター。飛びヒザでKOした過去もある。

 1R、トゥリンスキーは変則的なフックを見せ、終盤にはバックブロー、飛びヒザ蹴りを見舞う。マチャドは慎重な攻めながら、ローを蹴る。

強烈なパンチを放つマチャド

 2R、トゥリンスキーは変則的な右フック、マチャドも細かいフックを見舞う。マチャドがローを蹴ると、トゥリンスキーが右バックブローのカウンター。

 3R、両者とも決定打がない中、トゥリンスキーのミドル、マチャドのローがヒット。マチャドは声を上げながら、左フックから右ロー。トゥリンスキーは左前蹴り、マチャドは左ハイキック。お互い最後はスタミナ切れからか手数が少なくなり、終了のゴング。

マチャド(右)が延長に及ぶ激闘を制した

 ジャッジ1者はマチャドを支持するが、2者はドローに付け、延長戦へ突入する。

 延長R、マチャドが前蹴り、トゥリンスキーは前進して左右フック。マチャドが左右ロー、近距離で右フックを当てる。トゥリンスキーは前に出るものの、パンチ手数が少ない。トゥリンスキーのパンチは単発も、マチャドは細かいパンチでやや上回る。それでもトゥリンスキーは左フックを当てて、試合終了となった。

 手数で上回ったマチャドをジャッジ3者が支持。マチャドが準決勝に進出した。

※全試合結果はこちら

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