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【ONE】“フィリピン英雄”元王者フォラヤン、4年ぶりの復活勝利！カーンをKO撃破

2023/09/30（土）UP

元王者フォラヤン、4年ぶりの復活勝利！©️ONE

ONE Championship
『ONE Fight Night 14』
2023年9月30日（日）シンガポール・インドア・スタジアム
▼ライト級 MMA
〇エドゥアルド・フォラヤン（フィリピン）
KO　3R1分57秒　※左フック
●アミール・カーン（シンガポール）

カーンのパンチを被弾するフォラヤン©️ONE

　元ONEライト級世界王者のフォラヤンは、散打をベースにした打撃と前に出続けるアグレッシブなスタイルで数々の名勝負を繰り返してきたフィリピンMMA界のレジェンド。昨年3月にはレジェンドキックボクサーであるジョン・ウェイン・パーの引退試合の相手を務め勝利したが、MMAでは現在5連敗中。2019年以来勝ち星がない状況だ。

　対するカーンはムエタイをベースとし、レスリング・柔術もできるオールラウンダーで14勝（9敗）のうち8つのKOと3つの一本勝利を持つ。22年3月には高橋遼伍にスプリット判定で勝利したが、続く8月大会ではキアヌ・スッバにKO負けを喫している。

パウンドを入れるフォラヤン©️ONE

　1R、カーンの一発目のジャブでいきなりフォラヤンがぐらつく。持ち直してカーフキックを打っていくフォラヤンにカーンは攻め急がずジャブを突いていく。カーンのミドルをキャッチしてテイクダウンするフォラヤンだが、すぐに立たせる。スタンドになるとバックキックやバックブローも見せるフォラヤンだが、距離が遠く当たらない。

　2R、ワンツーを振って前に出て行くフォラヤンに、カーンはカウンターの右を合わせる。詰めるフォラヤンのパンチを距離を取ってかわすカーンだが、手数が出ない。消極的ということで両者にレフリーから注意が入ると、フォラヤンは右のオーバーハンドで前へ出る。しかしカーンの左フックが当たりフォラヤンがぐらつく。