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【ボクシング】栗原慶太が無念の60秒殺TKO負け、サルダールが新王者に

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2023/10/12（木）UP

サルダールが1ラウンドKO勝利

　10月12日（木）東京・有明アリーナで行われたプロボクシング［OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ］では、王者・栗原慶太（30=一力ボクシングジム）が挑戦者で同級9位のフローイラン・サルダール（34=フィリピン）に1回1分のTKO負け。栗原は初防衛に失敗し、サルダールが新王者に輝いた。

【フォト】サルダールが栗原からダウン&KOを奪う瞬間

サルダール（右）が猛攻

　栗原は第48、51、53代のOPBF東洋太平洋バンタム級王者。今年3月に千葉開とのダイレクトリマッチで王座奪還。今回が初防衛戦となった。通算17勝（15KO）7敗1分。

　対するサルダールは今年7月にルイス・ネリに2回KO負け。それ以来の再起戦となる。18年にはWBO世界フライ級タイトルマッチで、当時の王者・木村翔が持つベルトに挑戦するも敗れた。通算戦績は33勝（23KO）7敗1分。

　試合は開始すぐ、まさかの衝撃結末に。1R序盤、サルダールの右のストレートで栗原がぐらつくと、サルダールが右を連打し、栗原が最初のダウン。栗原は立ち上がるもサルダールが怒涛のラッシュで栗原が2度目のダウン。

強烈なパンチを浴びる栗原

　ダメージは大きく、再び立ち上がった栗原だったが、サルダールの連打で棒立ちになると、レフリーが試合を止めた。

　栗原は茫然自失の表情。サルダールが新王者に輝いた。サルダールは勝利マイクで「最初のストレートは狙っていた」と戦略通りの動きだったことを明かし、今回の勝利を、チームメイトやプロモーターに感謝した。

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