【ベラトール】パトリッキーが顔面流血、シャブリーが完勝でWGP決勝進出
Bellator MMA
『BELLATOR 301』
2023年11月17日(日本時間18日)米国イリノイ州シカゴ
▼ライト級ワールドGP準決勝
●パトリッキー・ピットブル(ブラジル)
判定0-3 ※三者ともに45-50
〇アレクサンドル・シャブリー(ロシア)
※シャブリーがWGP決勝進出
ベラトールを代表する人気選手であるパトリッキーは25勝11敗。アグレッシブなスタイルで17KO・1一本と高いフィニッシュ率を持つ。21年にはライト級王座を獲得し、弟のパトリシオと並び兄弟でベラトールの王者となったが、次戦でウスマン・ヌルマゴメドフに敗れ陥落。今年7月には超RIZIN.2に出場し、ホベルト・サトシ・ソウザをカーフキックでKOに下している。
対するシャブリーは23勝3敗で、12KO・7一本と勝った試合の80%以上がフィニッシュ。現在8連勝中と絶好調で、前戦ではRIZINでも活躍するトフィック・ムサエフを三日月蹴りでKOして破っている。
1R、最初からかなり近い間合い。細かいフェイントのかけあいからパンチのコンビネーションで先制はシャブリー。さらにカーフやインローも蹴っていく。パトリッキーはそのインローに強い右ストレートを合わせる。前蹴り、カーフキックとシャブリーの蹴りが当たる。
2R、鋭いパンチを放つシャブリー。パトリッキーはその入り際にカウンターを合わせようとするがあまり手数が出ない。徐々にシャブリーがプレッシャーをかけ、ピットブルにケージを背負わせる。反撃したいパトリッキーだがヒザを出したところへシャブリーがワンツーを合わせて尻餅をつかせる。
3R、やや遠間からワンツーやロングのフックを放つシャブリー。さらにパトリッキーのパンチは素早くバックステップしてかわす。前蹴りやインローなども混ぜて上下に散らすシャブリー。しかしピットブルは左を当ててぐらつかせると一気に前へ出る。だがシャブリーは冷静にバックステップで追撃をかわし立て直す。
4R、距離を詰めて強い左右のフックを振るパトリッキー。シャブリーはガードするもバランスを崩す。ジャブ、ワンツーを刺すシャブリーはパトリッキーの打ち返しにはすぐバックステップで対応する。打ち合いの中でシャブリーの左フックが当たる。シャブリーは詰めてヒザも当て攻勢も攻め急がない。
5R、パトリッキーのフックをしっかりガードしてパンチを返すシャブリー。逆転を狙い強打を放つパトリッキーだがシャブリーはブロッキングしてジャブを突く。左目の下辺りから出血のパトリッキー、顔面を血に染めながら前へ出るがシャブリーはバックスピンキックも見せ翻弄する。
判定は3-0でシャブリー。精度の高い打撃でピットブルを完封して勝利を挙げた。これでワールドGP決勝進出となったシャブリーだが、もう一つの準決勝で勝ち上がったウスマン・ヌルマゴメドフがドラッグテストで陽性となり失格となったため、優勝者がどのように決まるのかは未定。グランプリの行方が注目される。
▶︎次ページは【動画】シャブリー、打撃戦でパトリッキーを圧倒!顔面流血に追い込む
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