【ボクシング】王者・堤聖也がダウン4度奪う逆転勝利でV4!穴口一輝との激闘制し“1000万円T”優勝
12月26日(火)に行われたプロボクシング『井上尚弥vsタパレス』(東京・有明アリーナ)のセミファイナル[日本バンタム級タイトルマッチ モンスタートーナメント決勝戦 10回戦]では、同級王者・堤聖也(角海老宝石)が同級3位・穴口一輝(真正)にダウンを計4度奪い、3-0(94-92×2、95-91)判定勝利。堤は4度目の王座防衛に成功し、優勝賞金1000万円を獲得した。
堤は9勝(7KO)2分。前戦の今年8月準決勝では、3戦全勝全KOの増田陸に気合の逆転判定勝ちを果たした。
対する穴口は6勝(2KO)無敗。サウスポーで、準決勝では同級4位の梅津奨利を相手にフルマークの判定勝利で勝ち上がってきた。
両者サウスポー、激しいジャブの差し合いからスタート。穴口の長いワンツーに、堤がステップしながら距離を詰める展開。
3Rには堤が左目の上をカットする。アナウンスはヒッティングによるものと告知した。
しかし4R終盤、堤が前へ出て左ストレートからの左フックをヒット!穴口がグラつき、堤の追撃で穴口がダウン!穴口は落ち着いて立ち上がるも打ち合いで動きが止まり、ここでゴング。
5R、堤が打ち合いを仕掛けると、穴口も頭をつけて打ち合いに応じる。終始打ち合い、互いの近い左、右が入る。場内は大盛り上がりだ。
5R終了時点でのジャッジが告げられ、1者は47-47のイーブン、2者が48-46で穴口を支持する。
6Rには穴口が距離を取る戦い方に戻す。堤の傷口が開き、2度目のドクターチェックが行われる。
7R、堤が詰めては左をもらうも、接近しては右ボデイから右フック!穴口が2度目のダウンを喫する。
立ち上がり打ち合う穴口だが、堤のアッパーをもらう。堤も連続で右をもらい、またも激闘に。
9R、穴口が距離を取るも、堤がラッシュからの左フックをヒット!穴口が大きくのけぞり、ロープまで飛ばされる。ここぞとばかりにラッシュの堤に、穴口はフラつき、3度目のダウン!
立ち上がった穴口に、堤は容赦なく上下を打ち込む。しかし穴口もフラつきながらもパンチを返し続けた。
ラスト10Rも穴口が足を止め、終始凄まじい打ち合いに。そしてラスト10秒、足を止めての打ち合いの中、堤の右で穴口がダウン!穴口は立ち上がるもゴング、場内は大歓声だ。
堤はマイクで穴口を称え「負けたら全部終わると思ってこの試合に臨んだ。3R切った時に”負けるのかな”と思ったけど、倒して。ラウンドごとにトレーナーの『世界行くぞ』と言う言葉が励みになった」とコメント、さらに「来年てっぺん獲ります、待ってろ世界!」と24年には世界戦線へ乗り込むと宣言した。
▶次のページ:【連続写真】王者・堤、最終10Rで逆転ダウンを奪う瞬間!
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