【RIZIN】山本美憂、引退試合で伊澤星花に一本負け「勝ってリングを降りるつもりだった」
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.45』
2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第13試合 RIZIN MMAルール 5分3R 49.0kg
〇伊澤星花(Roys GYM)
一本 2R 37秒 ※リアネイキッドチョーク
●山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)
山本の引退試合。両者は5月の『RIZIN.42』での対戦が予定されるも、山本の怪我で延期となっていたが、大晦日のリングで交わることになった。
49歳となった山本はRENA、大島沙緒里ら強豪に連敗中。一方の伊澤はスーパーアトム級ワールドGP優勝で11勝無敗と死角がない。果たして、山本はキャリア最終戦で、RIZIN最強女王を相手に有終の美を飾るか。
1R、伊澤は前蹴り、ローを放ち、山本のタックルに合わせてギロチンチョークへ。山本は外すが、伊澤は下から三角絞め。立ち上がる伊澤はヒザ蹴りを顔面へ突き上げる。組んだ状態から、右腕を山本に回して、引き込みを狙う伊澤。スタンドから、再び山本がタックルから上になった。
2R、山本のタックルを交わした伊澤は前蹴りから左フック。すると、テイクダウンを狙った山本に、伊澤が横から門脇チョーク。これががっちりと極まり、山本がタップした。圧巻一本勝ちを収めた伊澤は、山本と抱き合うと号泣した。
伊澤はマイクを持つと「山本美憂選手、自分が小さい時からレスリングトップで戦っていて、総合格闘技を始めようと思った理由の一つが、山本美憂選手でした。本当に憧れの選手です。私も女子格闘技をもっと盛り上げて、これからの世代の人にバトンを渡していけるように頑張りたいです。女子格闘技は面白くて素敵で大好きなんですけど、好きじゃないという声もあって、悔しいです。嫌いな人も好きになってもらえるように頑張ります」とコメント。
一方の山本は「悶々としています。本当は勝ってリングを降りるつもりでした。これだけは言おうと考えていました。最後の終わり方と一緒で戦歴的には良くない。そんな選手だったにもかかわらず。RIZINの皆さん、ファンの皆さんが変わらず応援してくれて、こんな幸せなアスリートっていないんじゃないかな。本当にありがとうございます」とコメント。選手生活に別れを告げた。
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