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【UFC】南アフリカ初のUFC世界王者が誕生!デュ・プレシがストリックランドとの大接戦を制す

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2024/01/21(日)UP

南アフリカの国旗を手に、喜びを爆発させるミドル級新王者ドリカス・デュ・プレシ@UFC

WME-IMG
『UFC 297』
2024年1月21日(日・日本時間)カナダ・オンタリオ州トロント /スコシアバンク・アリーナ
▼UFCミドル級タイトルマッチ
●ショーン・ストリックランド(米国/王者)
判定1-2 ※48-47、47-48×2
○ドリカス・デュ・プレシ(南アフリカ/挑戦者)
※デュ・プレシが新王者に

 デュ・プレシは同級2位の強豪。キャリア20勝で19フィニッシュ(9KO・10一本)と決定力が高い。現在8連勝中、UFC6戦全勝と絶好調だ。昨年7月の前戦では、元王者ロバート・ウィテカーからTKO勝利を飾った。

 対するストリックランドは昨年9月の『UFC293』では、自身初のタイトルマッチで絶対王者のイズラエル・アデサンヤに挑戦。戦前は下馬評不利だったが、KO寸前に追い込むなどスタンド打撃で圧倒し、判定勝利で新王者に輝いた。

 1R、ストリックランドが左ジャブ、右の前蹴りでジワジワと前進。いつもの必勝パターンだ。一方のデュ・プレシは左右フック、ハイキックを放ちながら、ストリックランドの鉄壁ガードを崩そうとする。残り1分半、デュ・プレシが両脚タックルからテイクダウンもストリックランドが立ち上がる。

 2R、ストリックランドが変わらず左のジャブを出し続ける。デュ・プレシのパンチは空を切るが、ストリックランドのジャブは何度もクリーンヒットする。残り1分、デュ・プレシが片足タックルでテイクダウン成功。ストリックランドは立ち上がるも、右目付近がカットし出血。デュ・プレシの左目が腫れ上がっている。

 3R、デュ・プレシがフックやミドルキックなど積極的に攻めるが、ストリックランドに上手くかわされ、当たらない。逆にストリックランドが確実にジャブをコツコツ当てていく。

 4R、ストリックランドはカットした左眼付近から出血が。中盤、デュ・プレシがテイクダウンを奪うも、ストリックランドがケージを利用し立ち上がる。そして、再びデュ・プレシが両脚タックルでテイクダウンに成功。ストリックランドは立ち上がったが、攻撃の面では手数が減った印象。

 最終5R、左右フックやハイキックなど流れがデュ・プレシの展開の中、ジャブから右ストレートと攻撃を強めるストリックランド。お互い体力の消耗が激しく、疲労困憊の様子。残り1分、ストリックランドも左右のパンチを振り回し、前に出る。デュ・プレシもパンチを返し、ここでタイムアップ。

 甲乙付け難い大接戦だったが、判定は2-1のスプリットでデュ・プレシが勝利。南アフリカ出身選手で初のUFC王者が誕生した。デュ・プレシは勝利マイクで、現在休養中のイズラエル・アデサンヤとの対戦をアピールした。

▶︎次ページは【動画】デュ・プレシとストリックランド、最後の怒涛の殴り合い!

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