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【UFC】無敗の超新星ニッカル、無傷の7連勝もクレイグと噛み合わず

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2024/11/17(日)UP

無敗の超新星ニッカル、無傷の7連勝@UFC

WME-IMG
『UFC309』
20241117日(日本時間)米ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン
▼ミドル級 マッチ
○ボー・ニッカル(米国)
判定3-0 ※三者ともに30-27
●ポール・クレイグ(スコットランド)

 ニッカルはレスリングでオールアメリカンに4度選出され、全米選手権でも優勝。東京五輪でも代表選考会の決勝戦まで勝ち上がった経歴を持つ。22年にMMAデビューを果たすと、UFCのダナ・ホワイト代表が有望選手をスカウトするコンテンダーズ・シリーズで2連勝し、わずかキャリア3戦でUFCと契約。23年にUFCデビューから6戦全勝かつその全てでフィニッシュ(2KO・4一本)を決めている。

 対するクレイグは英国MMA「BAMMA」の元ライトヘビー級王者。キャリア17勝はすべてフィニッシュ(4KO・13一本)だ。現在2連敗中だが、その実力に陰りはない。

 1R、ニッカルが前傾姿勢のタックル狙いで、相手の前足へカーフを蹴っていくのに対し、クレイグは肩越しのミドルキックで牽制。距離を詰めたいニッカルが遠い間合いでオーバーハンドを振るが、あと一歩が届かない。

 2R、クレイグが身長差を活かしミドルを連発。ニッカルがジャブ、ボディストレート、カーフをコツコツと当て削っていくが、クレイグがカウンターを匂わせながら、ニッカルに距離を詰めさせない。終盤、ニッカルが圧を強め攻勢するが、ビッグヒットはない。

 3Rもスタンド打撃で互いに距離を探り合う展開。牽制し合い、互いビッグヒットもダウンもないままにタイムアップ。会場からはブーイングが起きた。

 判定は3-0でニッカルに軍配。手数、クリーンヒット数で上回ったニッカルが勝利を手にした。ニッカルはこれで7戦全勝、クレイグは3連敗となった。

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