中谷潤人、6回KO勝利で3階級制覇達成!ドネア破った王者を沈める=試合結果
2月24日(土)東京・両国国技館にて開催された[WBC世界バンタム級(53.52kg)タイトルマッチ]で元2階級王者・中谷潤人(MT)が、同級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6R 1分12秒 TKO勝利、3階級制覇を達成した。
中谷は戦績26戦26勝(19KO)と無敗。昨年は5月のモロニー戦で、米専門誌「リングマガジン」の年間最高KO賞も受賞。9月にはWBO世界スーパー・フライ級王座で初V、今回はバンタム級で3階級制覇を狙う。
王者のサンティアゴは、身長159cmと小柄ながらタフで粘り強いファイトスタイル。前戦では井上尚弥がスーパーバンタム級に転向し、返上した4本の世界バンタム級のベルトの一つ、WBCを昨年7月、元5階級制覇王者ノニト・ドネアと争い、判定勝利で王者となった。
リーチに大きく勝る中谷はサウスポーに大きく構え、鋭いジャブでサンティアゴを入らせない。
しかし2R終盤にはサンティアゴの飛び込んでの左が、中谷にヒットする場面も。
3Rには中谷の左がヒットし、サンティアゴの右目尻を小さくカット。4Rにはサンティアゴが詰めてくるも、中谷のカウンターが次々入る。
4R時点での採点は、3者ともに40-36で中谷がフルマーク。
5Rには中谷はたびたび連打を見せ、トリプル、4連打とヒットさせる。
そして6R、中谷の鋭いワンツー!左がクリーンヒットし、サンティアゴがダウン!
立ち上がるも、中谷はサンティアゴをコーナーに追い詰め連打、強烈なワンツー連打から、とどめは右フック!サンティアゴが崩れ落ち、中谷が圧倒KO勝利した。
中谷はマイクで「バンタム級での将来を期待してもらえますか?みなさんの期待に応えられるような熱いファイトをしていきたいと思います」と井上尚弥後の、井上弟・拓真ら群雄割拠のバンタム級戦線で活躍すると意気込んだ。
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