【ONE】ペッディージャー、ダウンを奪う快勝でアトム級キック新王者に!敗れたトッドは引退
3月9日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 20』の女子アトム級キックボクシング統一王座決定戦にて、暫定王者のペッディージャー(22=タイ)が正規王者のジャネット・トッド(38=米国)にダウンを奪うなど判定で下し、統一王者に輝いた。トッドはこれで引退とした。
【動画】ペッディージャー、絶妙カウンターでトッドからダウンを奪う!
トッドは日本人の母を持つ日系米国人ファイター。ムエタイのパンアメリカ王者に2度も輝いた実績を持ち19年にONEデビューし多くの強豪勢を撃破。20年にスタンプ・フェアテックスを判定で下し、同級王座を戴冠。ムエタイ部門でも暫定王者に輝いた実績を持つ。
対するペッディージャーはWPMFタイトル獲得で、200戦以上の戦績を持つ女子ムエタイのトップ選手。昨年3月にONEに参戦すると4連続KO勝利。同12月に同級の暫定王座決定戦で、元GLORY女王アニッサ・メクセンを判定で下した。
1R、ペッディージャーとトッドは共に圧をかけ、ジャブ、ワンツーと攻め合う序盤からハイペースの展開。ペッディージャーの右のクロスが光った印象。
2R、トッドが回転の早いパンチ、蹴りを繰り出すも、ペッディージャーは打ち終わりや離れ際で必ず攻撃を返し、ペースを引き寄せる。
3R、ガンガンと前にで始めたペッディージャー。前蹴り、ミドル、ヒザ蹴りでトッドを下がらせながら、パンチを叩き込む。
4R、さらにペースを上げてきたペッディージャー。強いプレッシャーでトッドを下がらせながら、攻撃の先手を取っていく。トッドはガードを固めながら、手数を落とさず攻撃を繰り出すが、疲労ダメージが感じられる。
最終5R、トッドも王者の意地で前に出るが、ペッディージャーの圧力で徐々に下がる。残り1分を切った場面、ペッディージャーの右でトッドがフラッシュダウン。すぐに立ち上がり、近距離での打ち合い、最後までお互い攻め続けた。
判定3ー0でペッディージャーが勝利。勝利マイクでムエタイのベルト獲得にも挑戦したいと意欲を見せた。敗れたトッドは「ONEで夢が叶った」と感謝の気持ちを述べて、グローブをマットに置き引退を宣言した。
『ONE FIGHT NIGHT 20』
3月9日 タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼女子アトム級キックボクシング統一王座決定戦
●ジャネット・トッド(米国/正規王者)
判定0-3
○ペッディージャー(タイ/暫定王者)
※ペッディージャーが新王者に
▶︎次ページは【動画】ペッディージャー、絶妙カウンターでトッドからダウンを奪う!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【動画】ペッディージャー、絶妙カウンターでトッドからダウンを奪う!
・【結果 速報】3.9ONE 澤田千優、山田海南江、2大タイトル戦ほか
・【テレビ】3.9『ONE』女子2大タイトル戦、澤田千優、山田海南江ほか
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!