【ONE】修斗女王・澤田千優、あわや一本負けピンチから逆転勝利!強豪ランカー・ラズワンを撃破
3月9日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 20』の女子120ポンド(54.43kg)契約MMAマッチにて、修斗世界女子アトム級王者・澤田千優(26=TEAM AKATSUKI)が同級5位のジヒン・ラズワン(25=マレーシア)に逆転の判定勝利。1Rはあわや一本負けのピンチに立たされたが、見事に挽回し、ランカーから白星を飾った。
【動画】澤田、ラズワンの顔面に強烈なグランドヒザを叩き込む!
澤田は修斗の初代女子アトム級王者。昨年2月のONEルンピニー大会で一本勝ちを収め、前戦は昨年12月の修斗女子大会で、中村未来に1R一本勝ち、初防衛に成功している。
対するラズワンは山口芽生、平田樹ら日本勢を撃破したマレーシア強豪。22年10月にスタンプ・フェアテックスに判定負けしたが、昨年9月に一本勝ちで再起した。
今回はアトム級で実施の予定だったが、両選手ともに計量失敗でキャッチウェイトでの対戦となった。
1R開始30秒、澤田が両足タックルでテイクダウン成功、すぐにサイドにつくもラズワンがスイープ、すぐにバックテイク、マウントと流れるような動きを見せながら、下から三角絞め。澤田はニアフィニッシュの状態まで追い込まれたが、何とか腕を抜いてピンチを切り抜ける。
残り40秒、澤田の蹴り足をキャッチし、ラズワン がテイクダウン。しかしラズワンは立ち上がり、スタンド攻防でラウンド終了。
2R、序盤から打ち合いを仕掛ける澤田。タックルを仕掛けるも、タイミングを読まれラズワンにガブられる。ギロチンから三角、十字と流れる様に仕掛けてくるラズワン。ここから澤田が反撃、トップからパウンドで削ると、残り1分バックテイクからパウンド、ヒザ蹴りと連発。澤田はこのラウンドで流れを引き込んだか。
3R、疲労の色が隠せない両者だが、お互い攻め続ける展開。中盤、澤田の攻めの勢いが上回り、バックからパウンド、ヒジ、鉄槌を落とす。
判定3-0で澤田が勝利。1Rニアフィニッシュのピンチに立たされたが、うまく修正し得意のトップコントロールからのパウンドで相手にダメージを与えた。本戦デビューでランカーを撃破した。
『ONE FIGHT NIGHT 20』
3月9日 タイ・バンコク ルンピニースタジアム
▼女子120ポンド(54.43kg)契約MMAマッチ
●ジヒン・ラズワン(マレーシア)
判定0-3
○澤田千優(TEAM AKATSUKI)
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