【ONE】ロッタン、計量オーバーもピューリックに判定快勝!武尊との対戦をアピール
ONE Championship
『ONE 167』
2024年6月8日タイ・バンコク・インパクトアリーナ
▼キャッチウェイト キックボクシング
〇ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
判定3-0
●デニス・ピューリック(カナダ)
ロッタンは“破壊神”の異名を持つタイ・ムエタイ強豪。打たれても全く下がらず打ち返す抜群のタフさと超攻撃的なスタイルで那須川天心とも激闘を繰り広げ、これまで数々の名勝負を生み出してきたONE屈指の人気選手。
23年5月にはエドガー・タバレスをヒジでKOし、ONEムエタイ世界フライ級王座を5度目の防衛に成功した。しかし前戦となった23年9月には、対戦相手のスーパーレックが体重超過でキャッチウェイトとなった試合で判定負けとなった。
対するピューリックも強打を武器とするファイターで、14年には元ルンピニー王者のポンサネーを左フック一発でKOしたこともある。15年にはK-1にも参戦し、22年からONEへ。現在2連勝中。
本来はフライ級で行なわれる試合だったがロッタンが約1・4キロの計量オーバーのため、キャッチウェイトに変更となった。
1R、左フックと右ストレートで詰めて行くピューリックに、ロッタンは冷静に見てミドル、ボディストレートも突いていく。ロッタンの左フックが入るが、ピューリックは逆に打ってこいと気合の声を上げる。しかし打ち合いとなるとロッタンのパンチの精度が優り、何発もピューリックの顔面を捉える。
2R、ピューリックがパンチやハイキックを出すがロッタンは既に動きを見切ったか、ことごとくかわす。離れてはジャブ、近づいてはボディへのヒザ、さらに終盤はボディの連打とロッタンのペース。
3R、逆転を狙って強打を振るピューリック。ロッタンも打ち合いに応じて前へ出る。冷静にジャブを突くロッタンは終盤になるとガードを下げ
て左フックを思い切り振っていく。ピューリックも前へ出て左右を連打するがビッグヒットは奪えない。
判定は3-0でロッタン。計量オーバーはあったがしっかりと実力差を見せて勝利を手に入れた。ロッタンは勝利マイクで計量失敗を謝罪すると、1月の日本大会で自身の負傷欠場で中止となった武尊との対戦を改めてアピールした。
▶︎次ページは【フォト&動画】ロッタンの豪打爆発!ピューリックをボコボコに
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