【RISE】中村寛、フェレイラとの“獣対決”を制す!世界王座制定アピール
RISEクリエーション
『RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA』
2024年6月15日(土)エディオンアリーナ大阪
▼セミファイナル SuperFight! ライト級(-63kg)3分3R延長1R
〇中村 寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者)
KO 3R
●タリソン“Crazy Cyclone”フェレイラ(ブラジル/Champions Factory/SAIKYO GP優勝)
中村は“人獣”の異名通り野性味あふれるファイトスタイルで、破壊力抜群のパンチを武器に大雅、レオナ・ぺタスら強豪を撃破。23年4月には前王者・直樹を5Rに及ぶ激闘の末に判定で降し王座を獲得した。前戦となる今年3月はK-1ライト級王者の与座優貴と対戦し、3R負傷判定負け。今回は再起戦となる。
対するフェレイラは“Cyclone”(サイクロン)と称される程の回転力のある攻撃と爆発力を持ち、23年RISE ELDORADOでの山口裕人戦では、ほぼノーガードでフルスイングの殴り合いを演じ、初回からダウンを奪うも2Rにバックブローを被弾しKO負け。互いに計6度のダウンを奪い合う激闘を演じた。
1R、両者相手の出方を探り静かな立ち上がり。中村がそこから左インロー、左ストレートと仕掛けると、フェレイラは右ハイキック。中村はノーガードでフェレイラを呼び込みカウンターを狙うが、フェレイラがストレートと顔へのヒザを見舞う。
2R、中村は三日月蹴りを決めるが、前に来たフェレイラの頭が中村の鼻にバッティングとなってしまいドクターチェックが行われる。
フェレイラには警告が与えられる。中村は接近戦で左ローを効かせる。だが、ここでフェレイラは三日月気味の蹴りを中村の顔に打ち込み効かせ返す。中村はダメージを回復させるためか足を使って回る。
3R、中村は左ローでフェレイラの機動力を落とし、さらにヒザ、左ローと攻める。中村はそこから左ハイでフェレイラを後方に倒してダウンを奪取。
中村はその後も攻勢で、フェレイラがフックで来たところに左フックをカウンターして2度目のダウンを決める。
残り時間は少なかったが、中村は左ハイでフェレイラに両膝をつかせ、終了2秒前の決着となった。
勝利した中村は「自分は61.5か62(kg)がベストなので、価値のある世界のベルトを来年作ってもらいます。応援してくれる全員の気持ちを背負って必ず世界一になるので、僕についてきたらいいことありますよ」と自身の階級での世界王座制定と奪取をファンに誓った。
▶︎次ページは【フォト&動画】“獣対決”最後はハイキックで決めた!
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