【UFC】ロペスが激闘の末に4連勝、イゲが“試合3時間前オファー”の緊急参戦で奮闘も
『UFC 303』
2024年6月30日(日本時間)米ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ
▼74.8kg契約
●ダン・イゲ(米国)
判定0-3 ※三者ともに28-29
〇ディエゴ・ロペス(ブラジル)
イゲは日本人の祖父を持つ日系アメリカ人で18勝7敗。かつてはパンクラスに出場したこともあり、UFCのダナ・ホワイト代表が有望選手を発掘する大会、ダナ・ホワイト・コンテンダーズを経てUFCへ。6つのKOと5つの一本勝利があり、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを4度受賞したフィニッシュ力を持つ。
対するロペスは柔術ベースのファイターで、24勝(4敗)のうち12の一本勝利があり、KOでも10勝を挙げているフィニッシャー。ここ3試合は全て1ラウンドでフィニッシュ勝利しており絶好調だ。
本来ならブライアン・オルテガとロペスが対戦予定だったが、オルテガが試合当日になって発熱。試合中止かと思われたが、急遽現地に住んでいたイゲが試合3時間前に名乗りを上げスクランブル出場することとなったため、本来二人ともフェザー級(65.8kg)の選手だがこの試合はキャッチウェイトの74.8kg契約で行なわれる。
1R、近距離でパンチ、ヒザをまとめるロペスだが、イゲはしっかりとガードを固めて防ぐ。スイッチしつつ慎重に距離を詰めるイゲは、前に出てきたロペスに左フックを合わせる。ラウンド終盤にイゲが走り込んでタックルでテイクダウンするが、ロペスは逆にダースチョークに捕える。しかしイゲは脱出し立つ。
2R、ジャブを突いて前へ出るイゲは左ハイキック。しかしロペスはその蹴り足をつかんでテイクダウンすると、すぐにバックへ回る。4の字ロックを組むとロペスはチョークを狙いつつコツコツとパウンドを入れる。残り10秒でロペスは腕十字に変化するもラウンド終了。
3R、ボディからフックのコンビネーションをまとめるロペスだが、プレッシャーをかけるのはイゲ。ケージを背負わせて左ボディを当てる。タックルからバックを狙うロペスだが、イゲは前に落とし上からパウンド。下からクローズドガードを組むロペスにイゲはヒジを落とす。
判定は3-0でロペス。当日に急遽相手の変更がありながらも、グラウンドで優位に進め連勝を4に伸ばした。
試合後ロペスは、当日の代打出場を買って出たイゲに感謝の言葉を述べ、「マッサージ中に電話が来たんだ」と急遽のオファーを受けたイゲも大きな歓声を浴びた。
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