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【UFC】“MVP”ペイジの連勝ならず、無敗イアン・ギャリーの寝技に苦戦

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2024/06/30(日)UP

“MVP”ペイジの連勝ならず、©️UFC

『UFC 303』
2024630日(日本時間)米ネバダ州ラスベガス/T-Mobileアリーナ
▼男子ウェルター級
〇イアン・マシャド・ギャリー(アイルランド)
判定3-0 ※三者ともに29-28
●マイケル・ペイジ(英国)

 ペイジは“MVP”の愛称を持ち、ベラトールで人気のトップ選手として活躍。幼少の頃から身につけたカンフーをベースに、身長190cm、リーチ200cmの長い手足を活かした打撃で、これまでに数々の超絶KO劇を演じてきたが、今年3月の『UFC299』のウェルター級マッチにて、同級13位のケビン・ホランドと対戦。判定勝利でUFCデビュー戦を飾った。

 対するギャリーはコナー・マクレガーと同じアイルランド出身で“ネクスト・マクレガー”と期待が集まる無敗のファイター。今年2月の『UFC 298』で同級8位のジェフ・ニールを判定で下し、UFC7連勝、自身の無敗記録を14に伸ばした。

 1R、ガードを下げた構えで詰めるペイジ。サイドキックを出すがギャリーはその足を抱え上げてテイクダウンに成功。立とうとするペイジのバックを奪取してチョークを狙う。ギャリーの腕が喉元に食い込むがペイジは落ち着いてディフェンスする。

 2R、ペイジの飛び込んでの右フックがヒット。遠間から一気にステップで距離を詰めてパンチを狙うが、そこへギャリーが再び組み付く。四つ組で崩そうとするギャリーは足関節に変化するがペイジは足を抜き脱出する。スタンドとなるとペイジは飛びヒザも見せる。

 3R、前に来たペイジに組みに行くギャリーだが、もつれるように上になったのはペイジ。下からクローズドガードを組むギャリ―にペイジもあまり手が出ない、ペイジが立ちスタンドとなるとギャリーは再び組み付き、おぶさるようにバックへ。ペイジは前に落とそうとおじぎの様な体勢になるが、ギャリーは落ちずにコツコツパウンドを入れる。

 判定は3-0でギャリー。打撃ではペイジにペースを握られながらも、グラウンドで優位に進め無敗記録を15に更新。期待されたペイジのUFCデビュー連勝はならなかった。

 

 

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