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【RWS】伊藤紗弥が難敵ノンパーフォンを撃破、ラジャ王者へ弾みをつける

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2024/07/14(日)UP

伊藤(右)とノンパーフォンが激しく蹴り合う

K-TEAM JAPAN
『RWS JAPAN』(ラジャダムナンワールドシリーズジャパン)
2024年7月14日(日)TIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)

▼第8試合 アトム級(46.26kg) 2分3R
●ノンパーフォン・ファミリームエタイ(タイ)
判定0-3 ※27-30、28-29×2
○伊藤紗弥(尚武会)

【フォト】伊藤とノンパーフォンが激しく蹴り合う!

ミドルキックを蹴り込む伊藤

 ノンパーフォンは高い攻撃力を持つ18歳の若きムエマッド。RWSでKO勝利を量産しており、中川夏生BOM代表が「パンチで倒せる選手」と太鼓判を押す。

 伊藤は“天才ムエタイ少女”として名を馳せ、僅か13歳でWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得。その後はWPMF、WMC、WBCムエタイ、IPCC、IMSAと世界5冠を達成した。前戦となった4月のRWS JAPANでは初代K-1 WORLD GP女子アトム級王者パヤーフォン・バンチャメイクに完勝し、勢いに乗る。 

1R、2Rの判定は割れた

 1R、序盤から激しくミドルを蹴り合う両者。サウスポーのノンパーフォンへ伊藤が右前蹴り、左ジャブから右ローと上下に攻め立てる。ノンパーフォンの入り際に伊藤がワンツー。ノンパーフォンも伊藤の右ミドルの打ち終わりに左ミドルを返していく。
 ジャッジは2者が伊藤、1者がノンパーフォンを支持。

 2R、ノンパーフォンの左ミドル連打に伊藤は右ロー、ワンツー。伊藤は右の蹴りをミドル、ローへ打ち分ける。ミドルの打ち合いから伊藤が組み付きこかしへ。ロープを背負うノンパーフォンへ伊藤が右ミドルを叩き込むと、ノンパーフォンはパンチを返す。
 ジャッジは2者が伊藤、1者がノンパーフォンを支持。ここまで1者が20-18で伊藤、2者が19-19のドローにつける。

伊藤が勝利

 3R、ノンパーフォンの左ミドルへ伊藤は右ミドル。伊藤がパンチから組み、至近距離で右ヒジを振る。右の蹴り足を捕まれた伊藤はこかしをしのぎ、ノンパーフォンの左蹴り足をつかんでこかす。最後までミドルを蹴り合うまま試合終了のゴングを迎えた。

 判定はジャッジ三者の支持を集めた伊藤の勝利。日本人女性初のラジャダムナン王者の実現へ弾みをつける一勝をあげた。

▶︎次ページは【フォト】伊藤とノンパーフォンが激しく蹴り合う!

※全試合結果はこちら

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