【UFC】ショーン・オマリー、打撃不発で王座陥落!“TD連発”のドバリシビリが新王者に
『UFC306』
9月15日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼バンタム級タイトルマッチ
●ショーン・ オマリー(米国/王者)
判定0-3 ※47-48×2、46-49
〇メラブ・ ドバリシビリ(ジョージア/挑戦者)
※ドバリシビリが新王者に、オマリーは2度目の防衛に失敗
“新世代スター”と称されるオマリーは一撃で相手を沈める抜群のスタンドを武器に、キャリア18勝のうち12KOをマーク。昨年8月のバンタム級タイトル戦で当時の王者アルジャメイン・スターリングに挑戦し、2回TKO勝利で王座を戴冠すると、今年3月にマルロン・ヴェラを判定で下し、初防衛に成功した。
対するドバリシビリは日本の格闘技ファンの間では、朝倉海の米国での練習パートナーとして人気の存在。怪物級のフィジカルと、強力なレスリング力を武器に現在10連勝中。今年2月の前戦では元2階級制覇王者のヘンリー・セフードに競り勝った。
1R、オマリーはスイッチを繰り返しつつパンチのタイミングをうかがう。ドバリシビリはミドルを飛ばしつつ前へ出るとタックル。バックに付くとオマリーのふとももへヒザを当てる。立つオマリーだがドバリシビリは再びテイクダウンからギロチンも見せる。
2R、オマリーがパンチに来たタイミングでドバリシビリがドンピシャでタックルを合わせテイクダウン。下からオモプラッタや三角絞めを仕掛けるオマリーだが、ここでグローブを掴んだとしてレフリーから注意が入る。トップをキープしつつ重いパウンドを入れるドバリシビリ、終了直前はギロチンも見せる。
3R、距離を取ってボディストレートのオマリーだが手数が出ない。ドバリシビリは飛び込むようなタックルからがぶりの体勢へ。オマリーの首を下げてヒザを当てる。常に動き続け、打撃とタックルを混ぜるドバリシビリに、オマリーは一発のタイミングを狙う。
4R、ボディ、顔面へストレートのオマリーだがドバリシビリは飛び込むようなタックルで倒す。ハーフガードで固めてパウンドのドバリシビリ。オマリーは足で突き放すがドバリシビリはすぐにまた抑え込み、オマリーが何とか立った後も組みでコントロールし続ける。
5R、ドバリシビリは走りこんでまたもテイクダウン。これまでのラウンドと同じ様に、膝立ちのオマリーにバックからヒザを飛ばす。しかし向き合って離れたオマリーは突き刺すような前蹴り。するとこれが効きドバリシビリが下がる。詰めるオマリーだがドバリシビリはステップで逃げ、最後はテイクダウンを取って試合を終えた。
判定は3-0でドバリシビリ。オマリーの打撃を封じて全ラウンドでテイクダウンを取り、完封と言える勝利で新王者となった。
試合後マイクを持ったドバリシビリは「いつもと同じ一日だった。常に一歩一歩やってきた、今回もオマリーを倒すことだけを考えてやってきたから、特別な感覚はなかった。今日は自分が一番強いと証明できた。12年間かかってベルトが取れたよ」と喜びを語ると、次戦の相手については「デイナ(・ホワイト代表)を尊敬しているし、(次戦の相手は)ウマルでも誰でもデイナの決めたことをリスペクトするよ」と、18戦全勝のウマル・ヌルマゴメドフとの対戦についても前向きな姿勢を示しすと、最後には「まだ15ラウンド戦えるよ」と無尽蔵のスタミナをアピールした。
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