【UFC】絶対女王シェフチェンコ、王座奪還で復活!グラウンド支配でグラッソとの3度目の決着戦を制す
『UFC306』
9月15日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス
▼女子フライ級
●アレクサ・ グラッソ(メキシコ/王者)
判定0-3 ※三者ともに45-50
〇ヴァレンティーナ・ シェフチェンコ(キルギス/挑戦者)
※シェフチェンコが新王者に、グラッソは2度目の防衛に失敗
女子フライ級王者のグラッソは12年にプロデビューするとinvictaでは魅津希に勝利するなど9連勝。UFC2戦目で初黒星を喫し、一時は勝ち負けを繰り返したが20年からは4連勝でタイトルマッチへたどり着くと、23年にはヴァレンティーナ・シェフチェンコに一本勝利で王座を獲得。迎えた半年後のリマッチではドロー防衛し、今回がシェフチェンコと3度目の決着戦となる。
対するシェフチェンコはムエタイやキックなどでも王座を獲得した打撃を武器とする他、寝技でも試合を決める力を持ち、18年にヨアナ・イェンジェイチックを下してフライ級王座を手にするとその後7度の防衛を重ね絶対王者として君臨した。しかし23年、今回対戦するグラッソに敗れ陥落。リマッチとなった次戦をドローとし、今回のラバーマッチで王座奪還を目指す。
1R、右フックを当てるシェフチェンコは前に出てきたグラッソにタックルを合わせテイクダウン。密着してコツコツとパウンドを落とすシェフチェンコにグラッソは下から三角絞め、腕十字も狙っていく。終盤、シェフチェンコは立とうとしたグラッソのバックを取る。
2R、シェフチェンコが再びタックルでテイクダウン。グラッソは下から腕十字を狙う。しかしシェフチェンコはこれを外してサイドポジションへ。立つグラッソだがシェフチェンコは追って行ってまたもテイクダウン。サイドを取られたグラッソだが下から横三角に入り、同時にアームロックを狙う。ポジションではシェフチェンコだが、サブミッションで仕掛けたのはグラッソという展開。
3R、どっしりと構えてカウンター待ちのシェフチェンコ。グラッソはステップを踏んで入るタイミングをうかがう。シェフチェンコはパンチからタックルへ繋ぎテイクダウン。固いトップキープでグラッソを逃がさずコツコツとパウンド。それでもグラッソは脱出を試みるがシェフチェンコはバックに回る。
4R、シェフチェンコのタックルにギロチンを合わせるグラッソ。マウントを与えるように回転して逃げるシェフチェンコを、グラッソは締め上げるが、シェフチェンコは冷静な表情。そして首を抜くとトップからハーフガードで抑え込む。シェフチェンコはサイドを取ると、しっかり固めてパウンド。
5R、片足タックルから組んでいったのはグラッソ、脇をくぐってバックへ回り、前に倒すが、シェフチェンコはスクランブルから立ち上がり逆にテイクダウン。しかしグラッソも立ち何度も上下が入れ替わる。ラスト30秒、上を取ったのはシェフチェンコ。最後はバックからパウンドを入れて試合を終えた。
判定は3-0でシェフチェンコ。全ラウンドでグラウンドを支配し、グラッソとの3度目の戦いを制してベルトを取り戻した。
シェフチェンコは勝利マイクで「試合のプランは全てを出し尽くすっていうことだけでした。私たちは互いに尊敬しあっているから、罵倒しあう必要のないライバル関係にも感謝しています」と3度戦ったグラッソへのリスペクトを示した。
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