【ONE】スーパーボン、鮮烈のヒジ打ちで圧巻KO!王者タワンチャイに挑戦アピール
『ONE Friday Fights 81: Superbon vs. Nattawut』(ワン フライデーファイツ 81)
2024年9月27日(金)タイ・バンコク ルンピニー・スタジアム
▼フェザー級 ムエタイ
〇スーパーボン(タイ)
KO 1R 1分43秒 ※右ヒジ打ち
●ジョー・ナタウット(タイ)
スーパーボンは、ブアカーオの弟子で現ONEフェザー級キックボクシング暫定王者。21年10月のフェザー級キックボクシング王座決定戦でジョルジオ・ペトロシアンにKO勝利を収め王者に。昨年1月にチンギス・アラゾフにKO負けし王座陥落したが、今年4月にマラット・グレゴリアンを判定で下し、同級暫定王者に輝いた。ムエタイでは昨年12月に同級ムエタイ王者タワンチャイ・PKセンチャイに挑戦するも判定負けした。
対するナタウットはラスベガスを拠点とするムエタイ団体『ライオンファイト』で2階級制覇を達成し、18年からONEに参戦。ペトロシアンやチンギス・アラゾフなど強豪と戦い、今年6月のフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチでタワンチャイに挑戦し2-0の判定負けを喫したが、善戦した。
1R、ナタウットが前蹴り、左ミドル、左ジャブと積極的に攻撃を出していく。スーパーボンは冷静に様子を伺いつつ、右ローを強打。スーパーボンがカウンターの左ヒジをクリーンヒット、ナタウットが右の目尻付近から出血してしまう。
すると、スーパーボンがナタウットのフックに対し、右の縦ヒジをコンパクトに合わせてクリーンヒット、そのままナタウットを押し倒した。マットに背中を付けて倒れたナタウットにレフェリーがダウンを宣告。ナタウットは、何とか立ち上がるが、足元がふらつき続行不可能に。スーパーボンが圧倒的な実力を見せ付け、KO勝ちを収めた。
スーパーボンは、現在の同級世界王者・タワンチャイ・PK・センチャイに対戦アピール。試合は「作戦通り、相手はパンチが上手いので、ヒジで仕留めようと思っていた」と試合を振り返った。ファイトボーナスも獲得し、場内の大歓声に応えた。
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