【K-1】オランダのフェルドンクが激戦勝利、アカピャンとの延長削り合い制す

K-1実行委員会『K-1 WORLD GP 2024』
2024年10月5日（土）エディオンアリーナ大阪

▼第11試合K-1スーパー・ウェルター級（-70kg）3分3R 延長1R
〇ダリル・フェルドンク（オランダ/Fight Team Ringer）
判定3-0 ※三者とも10-9
●ゾーラ・アカピャン（アルメニア/Gridin Gym）
※本戦判定は三者とも30-30

　フェルドンクは、元Enfusionライト級(-70kg)王者。パンチの回転の速さで相手のガードを弾くパワーが持ち味だ。24年3月のK-1初参戦ではK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦で、和島大海をKO。続く7月の準々決勝はデング・シルバに判定負けを喫した。

　対するアカピャンは、ロシアの格闘技イベント『RCC』で活躍する“悩殺の貴公子”。24年3月にK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦へ初出場すると、タラス・ナチュックから判定勝ち。しかし7月の準々決勝はカスペル・ムシンスキに敗北した。セコンドには、元K-1王者であり、ONE王者チンギス・アラゾフが付く。

　1R、フェルドンクは左ミドル、ローとスピードのある攻撃。アカピャンは冷静に様子を見て、右ボディフック。近距離ではフェルドンクがアッパーをヒット、アカピャンは強烈な右オーバーハンド。随所でフェルドンクが左右連打、ローと手数を出すが、アカピャンも豪快なフックで返して会場を沸かせる。

　2R、近距離ではフェルドンクが左右フックをボディ、顔面へ回転させる。ボディ連打、飛びヒザ、ローと攻撃を散らすフェルドンク、アカピャンも随所で右フックをリターン。手数ではフェルドンクが上回るが、終盤にはアカピャンも投げつけるようなフックで応戦する。

　3R、アカピャンも左ボディフック、ノーモーションの左ストレート。フェルドンクは前蹴りを起点にワンツー、左ハイ。アカピャンも中盤以降はリング中央から、強烈な左右フック。フェルドンクも手数は落とさず、細かいパンチをまとめていった。

　ジャッジ3者ともドローに付け、延長Rへ突入する。

　延長R、フェルドンクは左ミドル、距離を詰めての右フック、パンチ連打からハイキック。アカピャンは左ボディ打ちをヒット、前蹴りで距離を作って右ストレート。近距離のアッパー、左右フックを手数を出すフェルドンク。アカピャンも豪快な右フックで応戦し、終了のゴングが鳴った。

　マスト判定でジャッジ3者はフェルドンクを支持。フェルドンクが判定勝ちを収めた。

※全試合結果はこちら

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