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【FIGHT CLUB】阿部大治、打撃スキル見せつけ体重超過のコントゥアラーイに勝利

2024/10/05（土）UP

阿部がコントゥアラーイに勝利

FIGHT CLUB実行委員会『FIGHT CLUB.2』
2024年10月5日（土）都内某所

▼第5試合 -84kg契約3分3R
●コントゥアラーイ・JMボクシングジム（タイ/IMSA世界ヘビー級王者）
判定0-3　※28-29、28-30、27-30
〇阿部大治（フリー/第10代DEEPウェルター級王者､第11代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト）

　コントゥアラーイは「タイ最凶ファイター」と称され、ボクシング、オープンフィンガーグローブムエタイで王座を獲得。昨年4月の『SukWanchai MuayThai Super Fight』では実方宏介に2R KO勝利を飾りIMSA世界ヘビー級王座に輝いている。

　対する阿部は17年にパンクラスウェルター級王座を戴冠。その後UFC、ONEと世界の舞台でも戦い、21年2月にはDEEPウェルター級暫定王座にも就いた。（後に正規王者となっている）今年7月の前戦は嶋田伊吹に一本負けを喫しており今回はキックルールだが、ヘビー級でも戦ってきたコントゥアラーイ相手に勝利を目指す。

　しかし、昨日の計量でコントゥアラーイが規定体重を2.55kgオーバーした為、コントゥアラーイは減点2のスタート、ファイトマネーの50%を没収という条件のもと、通常通り勝敗をつける事で両者合意している。

　試合は1R、サウスポーのコントゥアラーイに阿部はオーソドックスで構える。阿部の右ハイに、コントゥアラーイはインローを返す。コントゥアラーイの右フックに阿部もパンチ連打で応戦。阿部は右ミドルからの右ストレートを当てる。コントゥアラーイの右オーバーハンドに阿部はカウンターのフックを狙う、阿部は踏み込んでのワンツーも見せる。

　2R、阿部の右フックがヒット。コントゥアラーイはインローからパンチを強振する。阿部は左ミドルから右ストレートを打ち込み、コントゥアラーイは強烈な左ミドルを返す。阿部の右ハイがヒット、さらに右カーフでコントゥアラーイがバランスを崩す。阿部は左ミドルから右ストレートを繋げ、阿部の右ミドルにコントゥアラーイは左ストレートを狙う。

　3R、阿部が右ミドルで先制、飛びヒザからのワンツーも当てる。コントゥアラーイは左ミドルを返す。阿部が右ミドルを連続で放ち、右ストレートもヒット。両者至近距離で攻撃を出し合うが、クリーンヒットはない。最後は阿部が左ハイを放って試合終了。阿部が判定でコントゥアラーイを下した。

　勝利した阿部はマイクで「久しぶりに10年ぶりに立ち技のリングで戦いました。ちょっと堅い試合見せちゃったんで、すぐ練習して戦えるようにするんで、またFIGHT CLUBあったら呼んでください」と今後の参戦もアピールした。

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