【UFC】ペーニャ、バンタム級女王に返り咲き!ダウン奪われるもペニントンに競り勝つ
Endeavor
『UFC 307』
2024年10月6日(日・日本時間)米国ユタ州ソルトレイクシティ
▼女子バンタム級 タイトルマッチ
●ラケル・ ペニントン(米国/王者)
判定1-2 ※48-47、47-48×2
〇ジュリアナ・ ペーニャ(米国/挑戦者)
※ペーニャが新王者に ペニントンは初防衛に失敗
王者ペニントンは類稀な運動神経を持ち、ロッキーの愛称で人気の女子ファイター。今年1月のバンタム級王座決定戦で同級3位のマイラ・ブエノ・シウバとの激闘を判定で制し新王者に輝いた。通算戦績は16勝8敗で6連勝中だ。
対するペーニャはアグレッシブな打撃と柔術ベースの寝技を武器とする元同級王者。21年12月の「UFC269」で当時の王者アマンダ・ヌネスに一本勝ちし王座獲得。 “UFC史上最大の番狂わせの一つ”と世界中を驚かせたが、22年7月のダイレクトリマッチで判定負けし王座陥落していた。通算戦績は11勝5敗。
二人は13年、UFCの登竜門的リアリティショーであるジ・アルティメット・ファイターに出場。チームメイトとして過ごし、ペニントンはトーナメント準決勝で敗れたがペーニャは優勝。かつて共にUFCを目指した二人が今、その頂点で激突する。
1R、低い構えからジャブを飛ばすペーニャに、ペニントンも慎重に見ながらジャブを突く。ほぼパンチのみの展開が続く中、プレッシャーをかけるのはペニントンだが、手数ではペーニャ。
2R、ペニントンがこの試合で始めて組みに行く。しかしペニントンのヒザに合わせてペーニャがテイクダウン。サイドポジションを取るペーニャは、立ち上がろうとするペニントンの動きに合わせておぶさるようにバックへつく。背負ったまま立つペニントンは後ろへ細かいパンチを飛ばす。
3R、飛び込むペニントンに右を合わせるペーニャ。四つ組みになるとペーニャは上手く足をかけてテイクダウン。サイドから、再び逃げるペニントンのバックを取るペーニャは、今度はグラウンド状態でしっかり4の字クラッチを組み、チョークを仕掛ける。
4R、ペニントンの左ハイキックがヒットしペーニャがぐらつく。前へ出るペニントンだがペーニャはすぐに立て直しパンチを打ち返し、逆に右ストレートを当てる。しかしペニントンは構わず詰めていき、右ストレート。これが当たりペーニャがダウン! 追ってギロチンに行くペニントンだがペーニャは脱出して立つ。
5R、最終ラウンドになっても速いジャブを出すペニントン。ペーニャもパンチを返すが、近距離での打ち合いでペニントンの右がヒット。下がるペーニャを詰めて、ペニントンが最後までパンチでプレッシャーをかけて試合を終えた。
判定は両者に一票ずつ入り、最後の一人は、ペーニャを支持。10年越しのライバル対決を制して、ペーニャが2年ぶりにベルトを取り戻した。
試合後マイクを持ったペーニャは「タフな相手に勝ってベルトを取れてうれしい。(4Rのダウンは)集中力が切れて、ダウンしてしまった」と試合を振り返り、今大会で勝利した同級のケイラ・ハリソンとの対戦について聞かれると「アマンダ・ヌネスとまた闘いたい。彼女が引退したなんて信じられない。またオクタゴンに戻ってきてほしい」と、ハリソンではなく、自身と1勝1敗で引退した元絶対女王のヌネスとの闘いを希望した。
▶︎次ページは【フォト】ペーニャの強打がペニントンの顔面を襲う!激闘シーンも
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