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【UFC】女子柔道五輪金ハリソン、バンタム級2位ヴィエラに圧勝!タイトル挑戦に大きく前進

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2024/10/06(日)UP

馬乗りからパウンドを落とすハリソン@UFC

Endeavor
『UFC 307』
2024106日(日・日本時間)米国ユタ州ソルトレイクシティ
▼女子バンタム級マッチ
●ケトレン・ヴィエラ(ブラジル)
判定0-3 ※27-30×2、28-29
〇ケイラ・ハリソン(米国)

 ハリソンは12年のロンドン五輪、16年のリオ五輪と2大会連続で金メダル(78kg級)を獲得した柔道家。10年の東京開催の世界選手権でも優勝を飾っており、6段の段位を持つ。18年にMMAに転向し、19年と21年シーズンのPFL女子ライト級を制覇。22年はトーナメント決勝でラリッサ・パチェコに敗れ、キャリア初黒星。昨年はワンマッチ参戦で元UFCアスペン・ラッドに勝利した。通算戦績は17勝1敗(6KO・7一本)。非UFCのスター選手の一人だったが、今年4月、UFC300回大会に合わせてオクタゴンデビューするといきなり元王者のホーリー・ホルムにチョークで一本勝ちを収めた。

 対するヴィエラは柔術と柔道の黒帯を持ち、MMAデビューから10連勝。11戦目でアイリーン・アルダナにキャリア初黒星を許したが、その後はミーシャ・テイト、ホーリー・ホルムなどチャンピオン経験者を撃破。現王者のラケル・ペニントンには敗れるもスプリット判定まで迫っている。

 ランキング2位のヴィエラと3位のハリソン。勝てば同日に行われるタイトルマッチの勝者への挑戦に大きく近づく一戦となりそうだ。

 1R、中央を取ってプレッシャーをかけていくハリソン、四つで組むとケージに詰めてコツコツとヒザ当てていく。離れてスタンドに戻るがハリソンは今度はタックルでテイクダウン。すぐにバック、マウントと移行し上から強烈なパウンド、ヒジを落とす。

 2R、ハリソンのインローでバランスを崩すヴィエラ。ケージに詰めて組みつくハリソンだがテイクダウンは奪えず、逆にヴィエラの右ヒジを被弾する。ハリソンは額が大きく腫れ、出血も見られる。

 3R、ハリソンは打撃からニータップを狙うが届かない。それでもハリソンは突進してタックルからケージ際でリフトしてテイクダウンに成功。ヴィエラの頭をケージに押し付けてヒジ、パウンドを落としていく。さらに終盤はバックからチョークも狙い、優位なポジショニングで試合を終えた。

 判定は3-0でハリソン。フィニッシュはならずも、グラウンドで圧倒して上位ランカー対決に勝利し、五輪、PFLに続く3つ目の頂点へ大きく前進した。

▶︎次ページは【フォト】女子柔道五輪金ハリソン、馬乗り状態からパンチを落とす!

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