小國以載、1Rで散る!止まらぬ連打も、ンギーチュンバが強打で3ノックダウン「カシメロと再戦したい」
10月13日(日)神奈川・横浜武道館にて開催されたプロボクシングイベント『TREASURE BOXING PROMOTION 7』の[スーパーバンタム級 8回戦]では、元IBF世界同級王者・小國以載(36=角海老宝石)が、WBO世界同級10位のフィリップス・ンギーチュンバ(28=ナミビア)に1R2分23秒 TKO負け。
小國は初回決着を狙ったか、序盤から猛攻も、ンギーチュンバの強打に3度倒れKO負けした。
小國は16年に世界王座獲得後、一時は現役引退を表明していたが、18年に復帰。2連勝の後、昨年10月にカシメロと戦い、4Rまで拮抗するも負傷ドロー。戦績は21勝(8KO)2敗3分。
対するンギーチュンバは強靭なフィジカルを武器に、14勝(12KO)2敗と高いKO率を持つ。
昨年5月に12連勝の後、カシメロと対決。ダウンを奪われるも食い下がり、カシメロを追い詰める場面を何度も作った。その後2連勝している。
伊藤雅雪TBP代表は、この試合の勝者が「カシメロと再戦のチャンスがある」と語っていた。
試合は1R序盤から小國がガンガン前に出て左右ボディを振ってゆく。しかし猛攻の小國に、ンギーチュンバの左フックが入ると、小國の手が止まる。
そのままンギーチュンバが右ボディのカウンターからの左!小國が尻もちをつくようにダウンする。
小國はすぐに立ち上がり、連打で挽回を狙うが、またもンギーチュンバの右ボディから左!小國は再度崩れるようにダウン。
今度はダメージが大きそうだ。8カウントで立ち上がる。
しかし、それでもパンチを振り続け、前に出る小國の左がヒットする。ンギーチュンバはロープに詰められ、一瞬止まる。小國は打たれても上下を叩き込み続ける。
逆に追い込まれたンギーチュンバだが、前に出ると右をヒット、小國の顔が上がる。とどめの左で小國が3度目のダウン、ンギーチュンバが衝撃の1R KO勝利をものにした。
ンギーチュンバはマイクで「これからカシメロと戦いたい、チャンスがほしい」と続くメインで戦うカシメロとの再戦を希望した。
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