寺地拳四朗が2階級制覇!ロサレスは鼻骨骨折でドクターストップ「統一戦、期待して」
10月13日(日)東京・有明アリーナにて開催されたプロボクシング『Prime Video Boxing 10』の[WBCフライ級王座決定戦]では、元ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(BMB)が11R6秒、鼻骨骨折による出血で11R TKO勝利。同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)を下し2階級制覇を達成した。
寺地はフライ級での王座統一に言及し、前の試合でV2達成したユーリ阿久井らとの統一戦を熱望した。
寺地は戦績24戦23勝(14KO)1敗、元WBAスーパー&WBCライトフライ級王者。前戦は昨年1月にカルロス・カニサレスに勝利しライトフライ級の王座防衛に成功した。今年7月15日にライトフライ級の2つの王座を返上し、今回がフライ級転向初戦となる。
一方のロサレスは43戦37勝(22KO)6敗の30歳で前WBCフライ級王者。18年に体重超過で王座を剥奪された比嘉大吾にプロ初の黒星をつけるTKO勝利で王座を獲得した。今回で王座への返り咲きを狙う。
ロサレスはサウル“カネロ”アルバレスのトレーナーであるエディ・レイノソに師事、カネロとも共に練習する。今回は来日したカネロと共に入場した。
試合は寺地がステップインで入り込みジャブ、ボディで優勢に。ロサレスはリーチ180㎝、長いジャブ、右ストレート。
3Rには寺地が飛び込み、コンビネーションからの右でグラつかせ、ラッシュでロープに釘づけに。ボディも効いたか、ロサレスは腹を押さえる。
そして4Rには寺地の圧力にロサレスが下がり続け、寺地の右がヒットし続ける。しかしラスト、ロサレスの左フックが直撃、寺地がグラつきゴング。
4R終了時の公開採点は、2者40-36、1者39-37で寺地。
5Rからは、ロサレスがサウスポーに構え直し、じりじりと長い右ジャブで近づき、左のノーモーションを狙う。寺地は手が出なくなる。すると6Rにはロサレスがオーソドックスに直し、攻勢を強める。
しかし寺地もロサレスのテンポに慣れたか、8R右を入れると、ロサレスは鼻血。
8R時の採点は78-74が1人、79-73が2人でいずれも寺地優勢。
ポイントで負けているロサレスは前に出るが、寺地のジャブ、ボディが入る。10Rには互いにアグレッシブに打ち合う激闘に。カネロも思わず立ち上がり何事か叫ぶ。
しかし11R開始時、ロサレスの激しい鼻血にドクターチェック。鼻骨骨折とのこと。試合がストップされ、寺地がTKO勝利した。
寺地はマイクで「今回は貰わず当てる、昔のボクシングに近くなったものを練習してきて、実現出来た」と語り「いつもよりヒヤヒヤしなかったんじゃないかな。まだ新しい第二章の拳四朗を見せていきたい」と満足そうにコメントする。
更に「やっぱり皆さんが見たいのは統一戦。明日にも試合があるということで、そこで統一戦出来れば、皆さん大好きな試合になるんじゃないかな。期待して待っていてください」と統一戦を熱望。
前の試合でWBA同級王座をV2達成したユーリ阿久井、明日はWBO王者アンソニー・オラスクアガの初V戦が控える。更に寺地が踊り込み、熱い統一戦が開幕しそうだ。
▶次ページは【フォト】寺地の鋭いパンチがヒット!ロサレスは血塗れに
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