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【UFC】王者トプリアが初防衛!ホロウェイに圧巻TKO勝利、無敗記録16に伸ばす

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2024/10/27(日)UP

トプリア(右)がホロウェイにパンチを効かせる@ufc.japanより

『UFC 308』
2024年10月27日(日・日本時間)アラブ首長国連邦アブダビ エティハド・アリーナ

▼フェザー級タイトルマッチ 5分5R
◯イリア・トプリア(ジョージア/王者)
TKO 2R 1分34秒 ※左フック→パウンド
●マックス・ホロウェイ(米国/挑戦者)
※トプリアが初防衛に成功

【フォト&動画】トプリア、この強烈なパウンドでTKO勝ち!

 王者トプリアはキャリア15戦全勝でUFCの頂点に輝いた実力者。今年2月『UFC298』で当時の王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに挑戦し、2Rに右フックでダウンを奪い、パウンド連打で失神させてKO勝利した。柔術黒帯で13フィニッシュ(5KO・8一本)と高い決定率を誇る。

 対するホロウェイは卓越したボクシング技術で多くのKOを生み出してきた元同級王者。22年7月に当時の王者ヴォルカノフスキーと3度目の再戦で判定負けし王座奪還ならずも、アーノルド・アレン、ジョン・チャンソンと強豪を次々と撃破。今年4月のUFC300回記念大会では、ジャスティン・ゲイジーとのライト級マッチで大激闘の末、残り1秒、至近距離での打ち合いの中、強烈な右フックでゲイジーを失神させ、歴史に残るKO劇を見せた。

 1R、試合前に(ホロウェイが前戦でやったように)『オクタゴン中央を指差す』と宣言していたトプリア。開始直後、宣言通りにオクタゴン中央へ出て“打ち合おう”と手で指し示すが、ホロウェイは誘いに乗らず、闘牛士のようにマントを持つジェスチャー。打撃の交換からトプリアがタックルからリフトしてテイクダウン。しかしホロウェイはすぐ立つ。打撃でもプレッシャーをかけるのはトプリア。強烈なカーフキックや右ストレートも当てる。ラウンド終盤、トプリアの右でホロウェイが倒れるがこれはスリップ。トプリアはそのままグラウンドへ持ち込むがホーンが鳴った。

 2R、ワンツーを放っていくホロウェイ。前へ出てパンチを打ってくるトプリアをバックステップでかわし、細かくジャブを突いていく。トプリアはそこへ飛び込んで左右のフックを当てていく。膝への間接蹴りも混ぜてトプリアの前進を止めるホロウェイ。トプリアもカーフを蹴る。

 3R、何度も間接蹴りを見せるホロウェイ。前手も伸ばして距離を取り、パンチのコンビネーションを繋ぐ。しかしトプリアはそれでも詰め、飛び込んで右ストレート。これでホロウェイがぐらつくと一気に連打。ケージ際で上手くディフェンスして脱出するホロウェイだが、トプリアの勢いは止まらない。さらに追ってパンチをまとめ、最後は左フック! これでホロウェイがダウンし、パウンドをまとめるとレフリーがストップし、トプリアが圧巻のTKOで初防衛を果たした。

 試合後、マイクを向けられたトプリアは「なんて言っていいか分からない。ホロウェイのようなレジェンドになりたくて、彼の後を追いかけてきたんだ。彼は新世代のお手本になっているよ」と挑戦者にリスペクトを示す。次戦の対戦相手について、前戦で勝利した元絶対王者ヴォルカノフスキーか、5連勝中のディエゴ・ロペス、どちらと戦いたいか聞かれると、「両方と戦いたいよ」とコメント。すると会場に来ていたヴォルカノフスキーがオクタゴンへ。ハグして王者を称え言葉を交わし、再戦への物語が動き出した。

※全試合結果はこちら

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