【ボクシング】重岡銀次朗が担架で退場…タドゥランと激闘も惜敗、王座奪還ならず
『3150×LUSHBOMU vol.6』
2025年5月24日(土)インテックス大阪
▼IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
○ペドロ・タドゥラン(フィリピン/王者)
判定2-1 ※115-113、113-115、118-110
●重岡銀次朗(ワタナベ挑戦者)
※重岡が王座獲得ならず、タドゥランが防衛に成功
昨年7月、IBF世界ミニマム級王者だった重岡は当時同級1位のタドゥランを迎えて3度目の防衛戦を行ったが、9RレフェリーストップによるTKO負けで王座陥落となった。重岡は10ヶ月ぶりダイレクトリマッチで王座奪還を狙う。
重岡は戦績11勝(9KO)1敗1無効試合。タドゥランは戦績17勝(13KO)4敗1分。
1R、静かな立ち上がり。重岡、軽快なステップでサークリングしながら鋭いジャブを突き刺していく。一方のタドゥランは飛び込んで左ボディストレートを伸ばす。2R、タドゥランがプレッシャーを強め、両者の距離が縮まる。タドゥランが懐に入るタイミングに合わせて、重岡は右アッパー、左フックを当てるが、タドゥランのリターンも早い。
3R、さらに圧力を強めるタドゥラン。近距離でボディ連打からストレートを強打。一方の重岡もヒット&アウェーでボディ、アッパーと上下に攻撃を散らす。重岡のディフェンスが光り、タドゥランのパンチが空を切る。4R、強引に距離を詰めるタドゥラン。近距離での打ち合いを仕掛けるが、重岡は冷静にステップを踏み、かわしながらボディを中心にヒット数を増やす。5R、アウトボクシングで自分の距離を保つ重岡だが、タドゥランは強引に距離を潰し強打を連発。対する重岡は左の打ち下ろしを当てるなどカウンターでペースを作る。
6R、重岡のカウンターを被弾しても強引に前に出るタドゥラン。タドゥランの重いパンチで重岡の右目が腫れ始める。正確性は重岡だが、手数はタドゥラン。7R、重岡は徹底したアウトボクシングで、ワンツー、ボディなど精度の高いヒットを見せるが、タフなタドゥランは被弾しながらも前に出続け、荒いパンチを当てる。
8R、タドゥランがどっしりと構え、強引にパンチを当て続ける。重岡のカウンターもかなり入っているが、タドゥランの勢いが強い。9R、タドゥランは片手クリンチでパンチを連打するなど、強引な攻め。重岡はコツコツとポイントアウトする、対照的な戦いぶりだ。10R、タドゥランは前に出続けるが、ボディショットを連発するなど重岡のアウトボウシングが光る。
11Rも勢いが止まらないタドゥラン。タドゥランの左ストレートを被弾し、重岡の動きが一瞬止まる場面があったが、重岡もコツコツと当て続け、劣勢を跳ね返す。
12R、意地と意地のぶつかり合い、重岡は精度の高いコンパクトなパンチを当て続け、タドゥランは強打を振り続ける。両者、ダウンがないまま終了のゴング。
スプリット判定2-1でタドゥランに軍配。タドゥランが防衛に成功、重岡の王座返り咲きはならなかった。
試合後、重岡は全力を使い果たしたか、コーナーから立ち上がれず。意識を失ったか、セコンドやドクターの声かけにも応えず、リングから担架で運び出された。
▶次ぺージは【フォト】重岡が担架で運ばれる!12R激闘の末に…
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