【ボクシング】 世界金・坪井智也、速射砲のような連打で完勝!プロ2戦目でベルト奪取の快挙
6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦(10回戦)]で、アマチュア世界選手権金メダリストの坪井智也(帝拳)が、バン・タオ・トラン(ベトナム)に判定3-0(98-92、100-90×2)で完勝。プロ2戦目にして王座を獲得する快挙を成し遂げた。
坪井は2021年世界選手権バンタム級金メダリスト。3月のプロデビュー戦では異例の8回戦デビューを果たし、全勝・全KOの強打者をわずか2RでKOしてみせた。
対するトランは、昨年5月にWBOグローバルバンタム級王座を獲得し、戦績は18勝(10KO)1敗。2023年には健文トーレスに判定勝利した実力者だ。
試合は序盤から坪井が鋭いインステップからのワンツーで積極的に攻め、トランはジャブを返すのみで手が出ない。2R以降、坪井はさらにギアを上げ、上下に散らす高速連打をまとめ、右オーバーハンドで吹き飛ばす場面も見せた。
さらに坪井は連打の中にボディジャブやボディへのストレートを混ぜて効かせていった。
6Rからはトランもリズムに慣れ、坪井の“速射砲”攻撃の合間にコンビネーションを放ち、打ち終わりにも返す場面を作ったが、ほとんど坪井には当たっていない。
9Rにはトランの右目が大きく腫れ上がり、それでも打ち続ける姿勢を見せたが、坪井はボディ連打でロープ際に追い詰めグラつかせる場面を作るも、とどめは刺さず試合を続けた。
最終10Rも接近戦となり、坪井が速射砲のような連打を見せる一方で、トランは組み付きながら必死に打ち返した。
判定は2者が坪井にフルマークを付ける文句なしの勝利。プロ2戦目での地域王座奪取は、日本最速タイで66年ぶりの快挙となった。
試合後、坪井はマイクを持ち、「今日はしっかり長いラウンドを戦えて、ダメなところが多かったので学びのある試合だった」と謙虚に振り返った。
さらに、「相手はフィジカルも強く、気持ちの強い選手で、簡単には倒れないと思っていた。どれだけ弱らせてフィニッシュに持っていけるかが課題だった。決定打の弱さが出たので、そこを強化したい」と課題を挙げた。
今後の世界王座挑戦については「チャンスがあればこの先のベルトも狙っていきたい。ただ、与えてもらった試合を一つひとつこなしていけば、すぐに見えてくる景色だと思う」と、焦らず着実に歩む姿勢を見せた。
▼坪井の怒涛の連打
- 坪井が圧倒連打
- 次々ヒットさせる
- ボディを生かす
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