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中谷潤人、西田凌佑にTKO勝利し2団体統一！激闘に西田の肩が脱臼、目は大きく腫れる

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2025/06/08（日）UP

終始猛攻の中谷（左）がTKO勝利、西田（右）は肩を脱臼

　6月8日（日）、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』のメインイベント、WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で、WBC同級王者の中谷潤人（M.T）がIBF同級王者の西田凌佑（六島）に対し6R終了時TKO勝利。西田は右肩の脱臼により、陣営が続行不能を申し入れた。中谷は2団体王座統一を達成した。

【フォト】中谷の怒涛の連打!西田の目が腫れていく

　中谷は今回が4度目の防衛戦、西田は2度目の防衛戦。ともに無敗の長身サウスポー対決となり、中谷は30戦全勝（23KO）、西田は10戦全勝（2KO）という戦績を誇る。

中谷の左の強撃！

　試合は中谷がいきなり前へ出てワンツーから攻め、序盤から接近戦での打ち合いとなった。

　中谷はボディ連打からの連続右アッパーを放ち、西田はガードを固め右フックや左ボディでカウンターを狙うも、中谷は構わず強振し続けた。

　2Rも中谷は好戦的に攻め込み、左フックを次々と決めて西田がふらつく場面もあった。しかし、3Rからは西田が堅いガードから左カウンターを当て始める。4Rも西田のヒットが増えたが、西田の右目が大きく腫れ始めた。

　5Rには中谷がステップを使いながら左に回り込み、中谷の左が西田の顔面をもろに捉えると、西田の動きが止まり、中谷が左右フックの猛攻を仕掛けた。西田の右目にドクターチェックが入ったが、試合は続行となった。

中谷が2団体統一した

　6Rには中谷がフック連打でコーナーに追い詰めると、西田は右目をかばうようなしぐさを見せ動きが鈍った。その後も中谷の連打で西田がロープ際に押し込まれる場面が目立った。

　そして7R開始前、レフェリーが試合終了を宣告した。西田の右肩が脱臼したことにより、陣営が試合続行不能を申し入れたという。中谷は両手を高く掲げて喜び、西田はコーナーに座り込んだまま呆然としていた。

　終始猛攻モードの中谷が、西田の王座を奪い2団体統一を達成した。

　中谷はマイクで1R目から激しく行ったことについて「1Rから行くことはチームで話し合っていて、ダメージを存分に与えてゆくという気持ちで出て行った」と作戦だったと言う。
　フライ級の時から数え初のベルト統一となったが「ずっと統一したいと言っていて、バンタム級で統一できたことは嬉しいし自信になった。凄く重みのあるベルト」と喜ぶ。

　そして来場していた井上尚弥に向け「もうすぐ行くので待っててください」とメッセージした。

※全試合結果はこちら

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