【DEEP】ストラッサー起一、盤石の勝利！佐藤洋一郎を終始漬け込みで完封

DEEP事務局
『宗明建設Presents DEEP 127 IMPACT』
2025年9月15日（月・祝）東京・後楽園ホール

▼メインイベント（第10試合）DEEP ウェルター級 5分3R
●佐藤洋一郎（KATANA GYM）
判定0-3　※28-29、27-30×2
〇ストラッサー起一（総合格闘技道場コブラ会）

【フォト】ストラッサーが完封！パンチを打ち下ろす瞬間も

　佐藤は08年に修斗でプロデビューし、10年にはカン・ミンジョンを下して修斗環太平洋ミドル王座を獲得。以降、パンクラスやDEEPなどで多くの戦いを繰り広げてきた。昨年7月に当時のDEEPウェルター級王者・鈴木槙吾に挑み、1Rにパウンド連打でTKO勝利、新王者に輝いた。今年5月にタイトル防衛戦で角野晃平にKO負けを喫し王座陥落した。

　対するストラッサーはUFC、ベラトールで活躍してきた、日本中量級の雄。RIZINにも参戦し連勝の時期もあったが、阿部大治、中村K太郎に連敗。今年2月にディエゴ・ヌネスにも敗北し、巻き返したいところだ。

　1R、いきなり外掛けテイクダウンに成功したストラッサー、サイドポジションを狙いつつ、上から圧をかけ、肩固め狙いか。ハーフガードの状態の佐藤だが、ストラッサーのコントロールに抑え込まれる状態が続く。2R、スタンドから、ストラッサーが組み付いて、テイクダウンに成功。1Rと同様の展開が続き、ハーフガードから圧をかけるなど、寝技で優位に立つ。

　3R、ストラッサーがタックルからテイクダウンに成功、一貫して佐藤を上から押さえ込む。佐藤は右目の付近から出血、返して打撃で反撃したいところだが、ストラッサーが強烈なヒジ打ちを何度も放つ。ストラッサーも右眉のあたりを出血しており、ドクターチェックが入る。再開後も、トップポジションを取ったのはストラッサー。そのまま終了のゴングが鳴った。

　ジャッジは3者とも、グラウンドの展開で優位に立ったストラッサーを支持。ストラッサーが判定で完勝した。

　ストラッサーはマイクを持つと、「口ではデカいこと言っていますけど、これが今日の精いっぱいの試合でした。3年前に亡くした親父に勝利を届けることが出来ました。試合するのめっちゃ怖いよ。沢山の方に応援していただいて、最近勝ててなかったけど、勝てました。僕の格闘技人生はカッコいいものではないけど、44歳、泥臭く格闘技を突き詰めていきます。応援よろしくお願いします。自分はDEEPのウェルター級を引っ張っていきます」とアピールした。最後にRIZINへの参戦をアピールし、娘をリングに上げて喜んだ。

※全試合結果はこちら

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